オートサロンに伴う取締強化で思い出した
1月の連休に千葉・幕張メッセで開催されるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」。
最近知ったのですが、この会期中に「裏サロン」と称し、各地からDQNたちが幕張メッセ周辺に恥ずかしいヤン車自慢のカスタムカーを乗り付け、傍若無人な振る舞いをしていたそうです。
で、千葉県警も黙っているわけにいかなくなり、今年は会期中に一斉取締を実施。
違法改造などで44台に「整備命令」が下されたそうです。
かつて、軽自動車のカスタム系雑誌の編集に従事していた黒歴史を輝かしい経歴を持つ私としては、捕まった44台にざまーみろお疲れ様ですと声をかけてあげたいですね。
当時、地方で開かれた残念なクルマカスタムカーが集うコンテスト形式のイベントの取材に行ったことがあるのですが、私は父のスカイライン(R33系、どノーマル)を借りて向かったのですよ。
会場に入る際には、前後左右見渡す限り最低地上高不足で道交法違反になるローダウンでイカしたアリストとかオデッセイとかに囲まれたんですね。
もうね、生きた心地がしないくらい恥ずかしかったですわ。(彼らのようにノーマル車だから恥ずかしい、っていうのじゃありませんからね!)
私が取材していた軽自動車部門なんて、メルセデスのグリル(を模したもの)をくっつけちゃったやつとかいて、私に「俺のクルマのグリル、ベンツ並に高級感が出ててめっちゃカッコよくないっスか?」とか満面の笑顔でアピールしてくるわけです。
そのクルマ、型落ちのワゴンRじゃねえか!
ホント、ドイツに向かって土下座してほしいレベルです。
私の中での最大の盛り上がりは、イベント終了時の主催者のコメント。
「先ほど警察から指導が入りました。帰る際は、外せるものはできる限り外してください」
だったらこんなイベントやるなよ(笑)
まあ、こういうイベントに集まる人たちが読んでくれていたから、私もギリギリ生活できていたので、あまり悪く言うのもいけない気がします。
が、当該雑誌は休刊(廃刊)から10年以上経過していますし、私が所属していた編プロも当時の版元も倒産していますから、オートサロンのニュースを見て思い出したままに当時の本音を書いてみました。
時効ということでご容赦ください(笑)
それでは今日はこの辺で。