タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

マリアナの復権なるか

東洋経済でこんな記事が出てました。

toyokeizai.net

 

この記事中に出てくるマリアナ政府観光局の日本事務所の代表は、かつてハワイ州観光局の日本事務所代表としてマーケティングを指揮した方。

 

旅行業界誌の記者だった頃、私も大変お世話になった方ですから、新たな挑戦に対してエールを送りたいと思います。

 

ただし、日本事務所の代理業務を請け負う会社が彼のところに移ったということは、当時の会社が仕事を失ったということ。そちらの会社の方にも大変お世話になりましたので、なんだか複雑な気分ではあります。

 

閑話休題

 

記事にもあるとおり、2016年にサイパンテニアン・ロタを訪れた日本人旅行者は約6万人というさびしい数字。私が記者だった頃でも40万人くらいでしたが、サイパンへの直行便がすべてなくなる、なんて事件もあり、その後の日本人旅行者の減少は不可避の状況でした。

tabiguruma.hatenadiary.com

 

航空会社の撤退は安売りの成れの果てという側面がありますから、これは旅行業界の責任ともいえます。2万9800円なんて商品を売っても赤字になるのは明らかなのに、集客人数によって航空会社から支払われるインセンティブで、その赤字を埋めるなんてビジネスモデルが長続きするわけないですから。

 

とはいえ、グアムやサイパンは「安・近・短」の代名詞的なリゾートとして認知されてしまっていますから、果たして今後のマーケティングでそれを払拭できるでしょうか。

 

それができれば、マリアナの復権も見えてくるような気がします。

 

ま、今は中国人と韓国人の数がすごいらしいので、彼らのブームが一段落してから考えた方がよさそうですね(笑)

 

それでは今日はこの辺で。