だから爆買いなんかに期待するんじゃないっ!
小売業界の皆さんにとっては死活問題なのかもしれませんが、訪日外国人旅行者による経済効果を爆買いに求めるのは、もうやめたほうがいいと思います。
こんな主張から書き出してみたのには理由があります。
サウジアラビアのサルマン国王が来日中で、王族や閣僚、随員を含めると約1000人にものぼる団体でいらっしゃったとのこと。
都内の商業施設では、彼らが大挙して押し寄せて爆買いをするのでは?との期待をかけていたそうな。
しかし、実際にはそんなことはなかったそうです。
この記事の最後に識者のコメントが載っていますが、それが秀逸。
「サルマン国王は公務と休暇をはっきり分けられる。今回は外交目的の来日なので、豪遊ということにはならないはず」
こんな人格者のサルマン国王とその随員を、プライベートで訪れるマナーもへったくれもない中国人旅行者と同一視するほうがどうかしてますって(笑)
ただでさえ爆買いが一段落と言われているのに、まだその余韻から抜け出せない人たちがいるのでしょうか。
日本の良いところを見に来ている人たちに対して、あさましい商魂を見せてしまうと2度目の訪問はありませんよ?
インバウンドに関わる業者のみなさんは、そこんとこを勘違いしないように、慎重に対応してもらいたいものです。
それでは今日はこの辺で。