あのクルマの二番煎じ!? トヨタC-HRのCMって…
自宅で作業をするときは、たいてい音楽をかけています。
ほぼYouTubeですけど。。。
よく聴いているのは、ドラクエのオーケストラ版とか月風魔伝のアレンジとか、主に歌詞がない曲です。
歌詞があるとつい口ずさんじゃって仕事にならないのでw
で、今日も何を聴くか動画を探していたら、トヨタC-HRの広告が再生されました。
大友克洋といえば、アニメ映画の金字塔『AKIRA』の監督です。
余談ですが、ニュージーランドで出会ったスイス人やオーストリア人から「AKIRAってカッコいいよな!日本にはあんな映画がいっぱいあるんだろ?」なんて聞かれるほどでしたから、ヨーロッパでの『AKIRA』の知名度はかなり高いんじゃないでしょうか。
C-HRはほかにも『北斗の拳』や『ストリートファイターII』などとコラボしたCMを作っていますよね。
ということは、クルマのターゲット層はこれらの映画やゲーム、漫画に熱狂した私と同世代からちょっと上くらい、ということなのでしょう。
ただし、大友監督のCMにケチをつけるわけではないのですが、このCMの感じ、何かと似ているなー、と思って探してみました。
そして思い出して見つけたのがこれ。
メルセデス・ベンツ Aクラスがデビューしたときのキャンペーン「NEXT A-Class」のテレビCMです。
ちなみにこのアニメは、『攻殻機動隊』なんかも制作したProduction I.G.が手がけたもの。沢城みゆきといった売れている声優を起用するなど、結構な力の入れようでした。
動画のフルバージョンはこちらをどうぞ。
この時のメルセデス・ベンツには、人生で最後に買う「上がりのクルマ」というイメージを払拭し、若い世代にもメルセデスに親しんでもらうため、という狙いがあったそうです。
まあ、若い世代と言っても、やっぱり私と同じかその前後の世代でしょうけどwww
この動画のおかげかどうかは知りませんが、Aクラス、Bクラス、CLA、GLAあたりのコンパクトカーたちは、これまでメルセデスを支えてきた層だけでなく、目論見どおりの顧客層にも受けているようです。
ですから、トヨタがC-HRのCMで矢継ぎ早にあれこれ繰り出してきても、メルセデス・ベンツの二番煎じという印象が拭いきれません。
こういう仕事をしていると自動車メーカー各社のCMさえ素直に見られなくなっちゃうので、それはそれでなんだか悲しいなぁ。
それでは今日はこの辺で。