ラップトップPCが機内に持ち込めなくなったら…
今年3月に、中東・北アフリカエリア発の米国に向かう飛行機で、ラップトップPCをはじめとする電子機器の機内持ち込みを禁止する措置を発表し、大きな話題になっていました。
さらにこの措置を欧州エリア発の旅客機にも適用する、なんて話も出てきました。
そしてついに、こんなニュースまで。
記事にもありますが、実際にはリチウムイオン電池の危険性についての懸念の方が大きいような気もしますが、今や機内でもWi-Fi環境があることを考えると、遠隔操作で良からぬことができるのではないか、という推論が成り立つのも当然かと。
今では液体の機内持ち込みが制限されていますが、液体の薬品を機内で混ぜて爆発させようとしたテロが未然に発覚したのがきっかけでした。
ですから、機内持ち込みの制限ってイタチごっこですよね、結局のところ。
もし、日本発の北米行きの飛行機でもPCの機内持ち込みが制限されちゃうと、10時間以上の空の旅はかなり苦しくなります。ましてやビジネスマンであれば、移動中は集中して仕事ができる貴重な時間。
大学で教鞭をとる私の高校時代の同級生は、学会やら何やらで米国に行くことがかなり多いらしく、このニュースに接しては「困る、ヒジョーに困る!」と嘆いていました。
テロリストに対しては、その破壊工作への情熱を人類の進歩のために向けられないのかと小一時間ほど問い詰めたい!
実際に優秀な人たちも多いのでしょうから、情熱のベクトルが違う方向を向くだけで、人類にとってプラスになるはずなんだけどなぁ。
最終的には誰も得しないのにね。
それでは今日はこの辺で。