「休憩地」から「目的地」へ変わったサービスエリアの元祖「海老名SA」
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアは、長距離移動時の休憩ポイントとして捉えられてきました。
ところが2000年代に入ると、さまざまな特色を出して集客しようという動きが出てきました。
そのはしり、元祖ともいえる存在が、東名高速の海老名SAではないでしょうか。
「海老名SA限定◯◯」なんていうB級グルメの店を出したり、ここにしかないベーカーリーがあったり、あの手この手で話題づくりをしていた記憶があります。TBS系の『王様のブランチ』でも幾度となく見た気がしますし、夕方の情報番組なんかでも取り上げられていたのではないでしょうか。
昨日、富士スピードウェイに行く途中で立ち寄りましたが、やはりこんな感じ。
まぁー、よりどりみどりです(笑)さすが元祖!
いつしかSAは旅行途中の休憩地ではなく、旅行の目的地という新たな地位を獲得するまでになりました。これは道の駅でも同様の現象が起きていますね。
しかし、海老名SAはこういった人気の高さに加えてロケーションも良いということで、休日は「混雑」や「満車」マークが出ていることもしばしば。ですから休日はなかなか入れないプレミアSAなのです。
昨年の秋、妻と伊豆に行った際にも東名に入ってすぐの表示に「満車」と出ていたため、1つ手前の港北PAでトイレ休憩を済ませました。
私は東名高速には縁が薄いのでたまたまかと思いきや、富士スピードウェイに同行した2人の先輩も「海老名には久しぶりに寄った」と笑っていました。平日の朝9時過ぎだったから空いていたのでしょうね。
目的地になってしまうとSAやPA本来の機能を果たせない、なんて本末転倒も起きている雰囲気がありますが、高速道路各社の今後の工夫に期待しましょう。
それでは今日はこの辺で。