フェラーリの周年記念車たち
つい先日、フェラーリからF40がデビューから30周年を迎えたという発表がありました。
F40はフェラーリ創業40周年を記念して開発されたクルマで、創業者エンツォ・フェラーリが手がけた最後のクルマでもあります。
画像:フェラーリ・ジャパン公式ウェブサイト(http://auto.ferrari.com/ja_JP/sports-cars-models/past-models/f40/)
上の記事にもあるように、F40の発売が日本のバブル期だったことから、不動産と同様に投資の対象とされてしまい、一時は2億5000万円なんて馬鹿げた値段で取引されたこともあったそうです。
どんなに金持ちでも、クルマに興味のない人や見栄だけで購入した成金もいたのでしょうね。1980年代のフェラーリは現在「ネオクラシック」と呼ばれ、価格が再び高騰していますが、本当にクルマが好きな人の手に渡ってほしい、そう思います。
さて、フェラーリはF40のリリースから10年後、つまり創業50周年にF50というクルマを世に送り出しました。
画像:フェラーリ・ジャパン公式ウェブサイト(http://auto.ferrari.com/ja_JP/sports-cars-models/past-models/f50/)
バブル経済崩壊後の日本では、F40ほどのプレゼンスはなく、あまり知られていないクルマでもあります。
60周年となる2007年には「F60」は発表されませんでしたが、2002年に創業者の名を冠した「ENZO FERRARI」が登場。スーパーカーの系譜は守られました。
今年はフェラーリ創業70周年ですが、やはり「F70」はありません。
その代わり、ラ・フェラーリをさらにバケモンにした「ラ・フェラーリ アペルタ」を発表しています。
画像:フェラーリ・ジャパン公式ウェブサイト(http://auto.ferrari.com/ja_JP/sports-cars-models/car-range/laferrari-aperta/#multimedia-photos-2)
量産車メーカーとは明らかに異なる開発のアプローチは、ランボルギーニにもポルシェにもブガッティにもないものが、フェラーリにはあると思います。
周年記念車には、その思想が特に強く表れていると思うのですが、いかがでしょうか?
それでは今日はこの辺で。