日産シルビア復活のネタで思った。「デートカー」って死語だよね(笑)
数日前のネタですが、日産が15年ぶりにシルビアを復活させるんじゃないか、というニュースが飛び込んできました。
リークされた画像を見る限り、ネット上の大半の見解と同様ですがレクサスっぽい顔ですね。。。
コンセプトモデルが来月の東京モーターショーで発表されるとの噂もありますから、細かいことは発表されてからあれこれ述べてみたいと思います。
気になったのは、シルビア復活を報じるメディアの多くが、かつて「デートカー」として一世を風靡したという類の表現を用いていること。
1980年代から1990年代初頭にかけては、たしかにこんな言葉があったなぁ、と。
私は1990年代初頭に中学生だったわけですが、クルマ好きの友人とR32スカイラインの話をしていたら、それを耳にした女の子が「私、シルビアがいい!」って話しかけてきましたっけ。
時代的に考えても、その子が言っていたのはS13シルビアのことだと思います。
S13といえば、大ヒットしたモデルですよね。
タミヤさんからもキット化されています(笑)

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.78 ニッサン シルビア K's プラモエル 24078
- 出版社/メーカー: タミヤ
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タミヤの話をし始めると年が明けちゃいますのでこのへんにしておきます。
とにかく福島県のド田舎に住む女子中学生にまでカッコイイと思わせるモデル、つまり「デートカー」だったということになります。彼女は大人になってS13の助手席に座っている自分を想像していたのかもしれませんね。
残念ながら、私たちが大人になって運転免許を持てるようになった頃には、ステップワゴンやオデッセイが登場し、空前のミニバンブームが巻き起こっていた時代です。その女の子とは別々の高校に進学し、それ以降会ったことはありません。ですから、彼女がS13の助手席に座れたかどうかは知る良しもないのですが。。。
おそらく1990年代初頭というのは、ナウい(死語w)スポーツカーを所有して、助手席に女の子を乗せて「ちょっととばすよ」なんてカッコつけて言っちゃうのが、世の若い男性のステータスだった最後の時代かもしれません。
今こうやって文字にするとモーレツに恥ずかしい!(笑)
まあね、当時は若い女性も「ナウいスポーツカー=デートカー」に価値を見出していましたから、それはそれで良かったのです。
なんでもかんでも「コストパフォーマンス」が叫ばれる現代においては、「デートカー」なんてのはもってのほか。これこそ死語ですよ、死語。
今やクルマは燃費が良くて実用性がなけりゃ意味がない、という風潮ですし、そもそも都市部ではクルマを所有することすら無価値と考える人も多数います。そうでなきゃカーシェアリングなんてビジネスは生まれません。
いずれにしても、各メーカーが一生懸命クーペを開発してリリースしていますが、クーペは小金を持っている大人の道楽用という図式が定着しつつあるように思います。
当時と今とでは価値観が180°くらい違いますから、過去を思ってみても仕方ないんでしょうけど。。。
秋の空気になってきたもんだから、ちょっとおセンチ(これも死語w)になっちゃいましたね。
それでは今日はこの辺で。