自動車文化の芽生えとなるか!? 初代ロードスターのレストア&NISMOヘリテージ
マツダが初代ロードスターのレストアサービスの受付を開始しました。
初代というと、いあゆる「NA型」で、今でも人気のあるモデルです。
画像:マツダ公式ウェブサイト(http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2017/201708/170804b.html?_ga=2.96167900.1727074279.1513258592-346110214.1512655106)
NA型が登場したのは1989年ですかね。
3ナンバーの人気が爆発的に増えていた時期じゃなかったでしょうか。世の中のクルマが大型化・大排気量化していたタイミングにもかかわらず、このモデルを出すのは勇気が要ったでしょうね。
約30年前のクルマですが、純正パーツとしてステアリング、ブリジストン製タイヤ、ソフトトップを復刻・販売するそうです。
タイヤは磨耗や経年劣化で別のものに変えているでしょうし、ソフトトップも傷んでしまったものがほとんどで、サードパーティのもので張り替えた人も多いと思います。
ただし、カスタムパーツを装着済みの車両やボディに錆が出ている車両は、サービスの対象から除外されるそうです。
社外品が付いちゃっているロードスターをオリジナルの姿に戻したいというニーズの方が多いようにも思うのですがね。ぶっといマフラーとかギラギラのホイールとか、似合わないパーツが付いてるクルマも多いでしょうし。
少し前には、日産も「NISMOヘリテージ」活動の開始と、NISMOヘリテージパーツの販売開始をアナウンスしました。
手始めに、スカイラインGT-R(R32型)専用部品で走行や車検に必要不可欠なパーツを中心に80点を12月1日に発売しています。
画像:日産自動車公式ウェブサイト(https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-01b5e32631943f3a659c6d9d6e00f2d4-171124-02-j?lang=ja-JP)
それにしても純正のR32って、今見てもホレボレしますね!
たまに街中で見かけるR32は、どれも社外品がゴテゴテと付いている残念な姿ですから。。。
NISMOヘリテージ活動は今後も継続するとのことで、スカイラインGT-RのR33型、R34型へも拡大していく予定だそうです。
私はオリジナル至上主義ですから、メーカーがこういったサービスを始めるのは大賛成です。レストア先進地域であるヨーロッパでは当たり前のことなのですけどね。
この動きが拡大し、トヨタがAE86(レビン、トレノ)のレストアを始めたり、ホンダがビートのレストアを始めたり、スバルがインプレッサ(22B)のレストアを始めたりしたら、日本にも自動車文化が芽生えてきたと見てよいのではないでしょうか。
そんな日がくることを期待しましょう。
それでは今日はこの辺で。