上高地〜横尾間だって楽しいのにね
槍ヶ岳や奥穂高岳への登山では、沢渡の駐車場にクルマを停めて、タクシーで上高地バスターミナルに向かうのが私たちの交通手段となります。
上高地バスターミナルを出発し、約11km先の横尾までは、標高が100mしか稼げないという「平地」を歩くことになります。
多くの登山者が「横尾までが面倒」なんて言いますし、私たちのパーティーでも特にT君は「ダルい」などとこぼしています。
そんなマジョリティたちの前では大きな声で言えないのですが、実は私はこの上高地〜横尾間のハイキングも結構好きなんですよね。
まず、上高地観光のド定番、河童橋でテンションMAXっす(笑)
この橋の上から眺める岳沢と穂高連峰は、何度見ても「来てよかった!」と思わせてくれますからね。
それから、明神までの林道歩きも気持ちいいです。極端な言い方ですが、酸素の中を歩いているような気分になり、いかに自分が汚れた空気で普段の生活を送っているかを実感してしまいます。
また、横尾までは明神や徳沢といったちょうどよい距離に休憩ポイントがあります。
明神ではほとんど写真を撮ったことがないのですが、これは初めてこの地を訪れたときに撮ったもの。明神館のベンチから撮った明神岳です(たぶんwww)。
そして徳沢では、キャンプしたら最高じゃないかと思える芝生の幕営地があります。
ちなみにサルに遭遇したのもこのあたりでした。
ビビってブレた(笑)
徳澤園は、井上靖の小説『氷壁』の舞台ともなった宿で、今でも「氷壁の宿」として人気の山小屋です。
私たちも1度宿泊したことがある山小屋ですが、石鹸やシャンプーが使えるお風呂があるうえ、食事がとにかく豪華でおいしかった!
徳澤園のすぐそばにはこんな沢が流れており、マイナスイオン全開な雰囲気です。
徳澤園から横尾までは、梓川沿いを歩きます。梓川の向こう側には、北アルプスらしい岩の山々を終始眺めながらのハイキングは気持ちいい!
これも穂高連峰の一部だったでしょうか。(教えて詳しい人!)
横尾では、涸沢方面へ向かう横尾大橋越しに見る屏風岩(でしたっけ?)がキレイ!
休日の状況はわかりませんが、平日ならばテント場もこんなにガラガラです。
私なんぞは年に1回遠征登山をするかどうかという頻度でしか山に行きませんから、何回行っても新鮮に映るのかもしれません。
だから、「ダルい」の一言で済ませちゃうのはもったいないなー、と思いながら歩いている次第です。
その方が幸せな登山になるでしょ(笑)
それでは今日はこの辺で。