京王ライナーや西武のS-TRAINに物申す!
京王電鉄が2月22日から、全席指定の京王ライナーの運行を開始するそうですね。
車両は京王電鉄として16年ぶりに新開発した5000系が使用されるとのこと。
画像:京王電鉄公式ウェブサイト
今日のタイトルにある「物申す!」というのは、このクロスシートとロングシートの併用に関する点です。
私の生活圏にある西武鉄道でも、「S-TRAIN」や「拝島ライナー」という全席指定の電車を運行しています。
これに合わせて投入された車両が40000系です。
画像:西武鉄道公式ウェブサイト
京王ライナーの5000系と同様に、クロスシートとロングシートの転換が可能。
これがクロスシートの状態。
画像:西武鉄道公式ウェブサイト
2-2という長距離の特急列車のような配列になるわけです。
で、こっちがロングシート状態。
画像:西武鉄道公式ウェブサイト
見慣れた通勤列車のようになるわけですな。
私は何度か40000系に乗ったことがありますが、いずれもロングシート状態で、時間帯も平日の昼だったため、座ることができました。
で、「物申したい!」のが、このロングシート状態です。
通常の列車であれば、ロングシートの定員は7人(車両の端側は3人がけ)。40000系は6人がけです。
しかも、座席を回転させる機構があるため、写真で見る以上に通路が狭い!吊革につかまった人同士が背中がくっついちゃうくらいです。体感としては大江戸線並でした。
つまり、座れる人数が少ないうえ、立って乗れるスペースも狭いのです。
先日、取材の帰りに20時頃の西武線に乗ったところ、混み合う時間でもないし遅延や運転見合わせもないのに、発車5分前で車両から人があふれていました。
よく見たら車両が40000系だったわけです。
発車する頃にはギュー詰め(泣)
久しぶりに身体が浮きましたwww
通勤の時間帯と退勤の時間帯には、最低最悪の車両と言えるでしょう。
1人でも多く乗せられる車両こそが、朝と夜の通常列車に求められているのに。。。
京王ライナーの5000系もロングシートとクロスシートを転換できるということは、通常の車両としても使うはず。京王線の沿線にお住まいの方はご注意ください。
全席指定の電車を運行することに文句はありません。しかし、新型車両を走らせる時間帯については、両鉄道会社にはもう一度考えてほしいなぁ。
それでは今日はこの辺で。