タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

「変なホテル」が変でなくなる日はくるのか

ロボットが接客する「変なホテル」が、ついに東京・銀座にオープンするそうです。

www.hennnahotel.com

 

私の記憶が確かならば、変なホテルはハウステンボスに1号店を開業。これを皮切りに、今では東京で6軒を運営。銀座が7軒目となるみたいです。

 

上のリンクをご覧いただくとわかると思いますが、受付のロボットが若干ホラーな雰囲気です(笑)

 

そもそもブランド名が「変なホテル」です。普通はつけません、こんなのwww

 

コンセプトにはこんな説明がありました。

 

「変」には「変化しつづける」という意思が込められ、目指すは、常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性。

そんな「変なホテル」は「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」として、ギネスにも登録されました。

「変なホテル」へご宿泊の皆さまを、未体験のサプライズで一足先の未来へいざないます。

 

つまり、奇をてらった「変」ではない、と。

 

とはいえ、宿泊業界の現状を考えると、一般的な意味での「変なホテル」であることは間違いありません(笑)

 

私が気になるのは、世の中でAIの開発が急速に進んでいることです。

 

多くのホテルで、受付などの業務をロボットやAIが行うようになったら、「変なホテル」は「変」でなくなってしまうのではないのでしょうか。

 

よく考えれば、現状でもビジネスホテルは最小限の人数でオペレーションしています。チェックアウトなんて機械で行うホテルも増えてきてますし。

 

人の形をしているかどうかは別として、ロボットやAIが受付業務を行うのが当たり前になったとしても、利用者が困ることはないのかもしれません。

 

「変なホテル」に限って言えば、運営するのは旅行業界の変革者・澤田秀雄氏が率いるエイチ・アイ・エスです。ロボットが接客するホテルが当たり前の時代になったらなったで、さらに先を見据えた何か仕掛けるとは思いますけどね。(その頃まで澤田さんは現役なのだろうか?)

 

「旅行用スーツケースにキャスターが付いたのはアポロの月面着陸よりも後だった」なんて揶揄されるほど、イノベーションに対して後ろ向きの旅行業界。こういった取り組みを同業者に先駆けて実行しちゃうあたりは、エイチ・アイ・エスの面目躍如といったところでしょう。

 

かつて、ホテル業界担当記者でもあった私としてみれば、これがスタンダードになっていくと思うと、ちょっと怖いような気もしますが。。。

 

それでは今日はこの辺で。