川崎のスマートフォン自転車事故、女子大生の書類送検に思うこと
12月7日に川崎で起きた、女子大生が77歳の女性を自転車ではねて死亡させた事件。
自転車を運転していた女子大生は、左手でスマートフォンを操作しながら左耳にイヤホンを付け、右手には大きなドリンクを持っていた、という完璧な役満状態だったということでも世間を賑わせました。
事故直後にはセンセーショナルな報道もありましたので、記憶に新しい方も多いと思います。
そして2月15日、この女子大生は重過失致死の容疑で書類送検されました。
被害者が亡くなっているので、起訴されるとみて間違いないでしょうね。
それにしても重過失致死ですか。
これがクルマを運転していたのであれば、間違いなく危険運転致死傷罪が適用され、実刑判決が出ると思われます。
あるメディアの記事では、亡くなった女性のご主人の「あの日の朝に交わした『行ってきます』『行っといで』が最後の会話になるとは思わなかった」というコメントが出ていました。
慰める言葉が見つかりません。
自分の不注意で他人の人生をこんなにも狂わせたわけですから、クルマと同じように危険運転致死傷罪を適用してほしい。
20歳ということで、おそらく夢も希望もあったでしょう。でも、それをすべて台無しにしたのは、他でもない自分の不注意と危険意識のなさです。
重過失致死の場合、ある専門家が「執行猶予付きの禁固刑になるのでは?」とコメントしていましたが、本当に悔い改めるため、そして今後の抑止力とするためにも、危険運転致死傷罪の適用が無理なら、重過失致死での実刑判決になってほしいところです。
そもそも電動アシスト自転車って、24キロまではモーターがアシストしてくれるんでしょ?もう原チャリと変わんないでしょ、それ。
そんな「車両」が歩道や車両進入禁止の商店街などを走っているのもおかしな話です。
やっぱり車道を走るべきじゃないかなぁ。
そんなことを思っていたのですが、先日、自転車で車道を逆走しながらスマートフォンを操作するいい年こいたオジサン(私よりも年上っぽい)がいました(笑)
川崎の報道を見ていないんだろうか。
自分は川崎の女子大生みたいなヘマはしない、とでも思っているのかもしれませんが、周りが避けてあげてるという事実に気づけないバカヤロウなのでしょう。
事故を起こすなら、周囲を巻き込まずに単独でやってくれたまえ。
それでは今日はこの辺で。