スポーツカーはトータルバランスじゃないのか!? 米国仕様のマツダ・ロードスターがパワーアップ
アメリカ仕様のマツダ・ロードスターが、大幅なパワーアップをとげる模様です。
私のイメージでは、アメリカでは大排気量&ハイパワーこそ正義とされている、というのがあります。
もちろんそんなクルマばかりではないのでしょうが、5.6リッターV8エンジンとか、要はコルベットみたいなのが評価されるというイメージがあるんですね。
そういえば235km/hを出して捕まったヤカラのクルマもダッジ・チャレンジャーでしたっけ。
いわゆるマッスルカーでないと、アメリカでは売れないんじゃないか、という先入観があるのです。
そんな国ですから、ロードスターもよりハイパワーなモデルを投入する決断をしたのでしょう。
ただ、トヨタ86やスバルBRZが「トータルバランス」にこだわっていることを考えると、マツダはちょっと別の方向に行くのかな、と感じます。
トヨタとスバルの場合、安易にターボチャージャーを載せたり排気量を上げたり、ということをしていません。あくまでも、排気流路の最適化などによるパワーアップを図っているはず。
いたずらにパワーを上げてしまうと、本来そのクルマが目指していたコンセプトが崩れてしまうから、だそうです。
もし、ロードスターのハイパワーモデルが米国で人気を博したら、好評につき日本でも台数限定で発売なんてことになるかもしれません。
ただ、そのクルマは本当にロードスターなのか?
ハイパワーモデルが全く別のクルマにならない、ライトウェイトスポーツカーの良さが損なわれないことを祈るばかりです。
それでは今日はこの辺で。