自動車メーカー各社のイメージカラーは何?
ヨーロッパの自動車メーカーを見ていると、やはり歴史のあるメーカーにはその会社をイメージさせる色があるなー、とぼんやり考えていました。
せっかくなので、文字にして私の印象を記録しておきたいと思います。
まず「このメーカーならこのボディカラー!」という代表格はフェラーリをおいて他にはないでしょうね。
イエローのフェラーリもカッコイイですが、F1のイメージなどもあるので、やっぱりフェラーリ=ロッソ・スクーデリアという図式が最もしっくりきます。
厳密に言えば、上で紹介した写真のポルトフィーノのカラーはロッソ・スクーデリアではないかもしれません。
こっちの488 GTBはおそらくロッソ・スクーデリア。上のポルトフィーノよりも朱色っぽい赤なのがわかるでしょうか?
あまり日本での認知度は高くありませんが、ベントレーのブリティッシュ レーシング グリーンもメーカーをイメージさせるカラーと言えるでしょうね。
1920年代から1930年代にル・マンで連勝するなど、ベントレーがレースで使うマシンは、深いグリーンが特徴でした。
この色は今でもボディカラーの選択肢としてベントレーのカラーパレットに並んでいます。
また、先月には英国ジョッキークラブとのパートナーシップ継続を記念した、ベンテイガの特別仕様車が発表されましたが、伝統を重んじるワンオフモデルだけに、ボディカラーはブリティッシュ レーシング グリーンです。
カッコイイなぁ。。。
フェラーリもベントレーもやはりモータースポーツの影響が大きいですね。
その意味では、マクラーレンのシルバーアローもイメージカラーと言えるでしょう。(メルセデスの関わり方が微妙ですがwww)
ヨーロッパならメーカーの数だけイメージカラーがあると言っても過言ではなく、挙げていったらキリがないのでこのへんにしておきます。
では、国産メーカーでこのようなイメージが付いているところはあるのか?
残念ながらスバルくらいでしょうか。
スバルと聞いて多くの方がイメージするのは、結局このWRブルー・パールですからね。
画像:スバル公式ウェブサイト
このイメージが付いたきっかけは、WRCでスバルが無双していたから。インプレッサなんてヨーロッパとかオセアニアで大人気でしたし。
三菱もWRCで連戦連勝だった時代は、三菱ラリーアートの赤というのが1つのイメージカラーだったと思います。
私と同年代から少し上の世代の人は、真っ赤なランエボやGTOに憧れた人も相当数いるのではないでしょうか?(笑)
ヨーロッパと日本では自動車文化に差がありますから、このようなイメージの有無をもってメーカーの良し悪しを語るつもりはありません。
願わくは、国産メーカーも100年後に「トヨタって言えば昔からこの色だよね」なんて言われるような文化を築いてほしいなぁ、と思っています。
それでは今日はこの辺で。