タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

こぼれ話シリーズ:韓国(慶州近辺)編

海外取材のこぼれ話として、今日は2016年12月に行った韓国の話を書いてみましょう。

 

現地に行っている間にも簡単な記事はあっぷしましたし、つい先日もこんな記事を書いていますので、今さら「こぼれ話」でもないのですがね(笑)

tabiguruma.hatenadiary.com

 

何度か触れていますが、この時の取材は日本の旅行業界の偉い人たちが、韓国の観光庁長官をはじめとする偉い人たちと会談し、「日韓双方向で訪問者を増やすよう努力しましょう」という姿勢を確認し合う様子を記事にする、というものでした。

 

偉い人たちの訪韓は、日本全国の旅行会社の担当者らが新しい観光素材の視察を行う大規模な研修旅行に合わせて行われたもので、総勢100人を超える巨大デレゲートとして韓国を訪れたわけです。

 

初日の夜には盛大な歓迎パーティ(日韓双方で200人超!)が催され、入れ替わり立ち替わり行われる偉い人たちのスピーチの長さにすっかり疲れてしまったのを覚えています(笑)

 

私が依頼されたミッションは、初日の偉い人の会談の内容と、パーティのスピーチで何が話されたか、を記事にするもの。

 

依頼主からは「2日目以降は遊んでていいよ」とあったので、旅行会社の皆さんに混じってのんびり観光でもしてやろうとなったわけです。

 

2日目に最初に訪れたのが、慶州の仏国寺というお寺。

 

どんないわれがあるのか全く知りませんでしたし、正直なところあまり興味もありませんでした(汗)

 

とはいえ、この仏国寺は巨大寺院。

 

立派な門があります。

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ちなみに韓国では現在、ハングル文字しか使われていないのですよね。

 

初日のパーティの後、通訳さんに「偉い人たちの名前を漢字で教えてくれ」と頼んだら「漢字は分かりません」とのこと。

 

この門に書いてある「仏国寺」って文字くらいは読めるんですかね?

 

余談終わり。

 

境内に入り、立派な庭園を抜けて進んでいきます。

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さんざん「日本と変わらないシリーズ」を書きましたが、韓国の寺院の庭園は、日本の寺院の枯山水庭園とは異なる趣です。

 

そしてこれが本殿(たぶん)です。

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かつて日本史の授業で学習した伽藍や塔の配置とは、やはり異なります。

 

印象としては中国の寺院に近いのでしょうか。(中国には行ったことないですけどw)

 

順路に従って進むと、石が積んである場所がありました。

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紅葉の落ち葉がキレイですが、こんな風に石が積んであると賽の河原を思い浮かべてしまいますよね。

 

1つ積んでは父のため〜、2つ積んでは母のため〜、って悲しい歌が聞こえてきそうで、夕暮れなんかに訪れたらちょっとしたホラーかもしれません。

 

これは本殿に続く階段と門です。

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回廊もめぐらされており、本当に大きな寺院でした。

 

ちなみにこの寺院では、日本の旅行業界の偉い人たちと住職が面会。

 

2016年秋に発生した慶州地震の影響などについて話があり、住職は「石段の手すりが崩れたところが1〜2カ所あっただけで、日本人の旅行者が来なくなるような被害はありませんよ」とのことでした。

 

日本人はどうしても災害や事件などに敏感になりすぎるところがありますからね。

 

仕方ないのかもしれません。

 

仏国寺を後にした我々が向かったのは、世界遺産にも登録されている石窟庵。洞窟の中に仏像が安置されている場所だそうです。

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この石碑は駐車場のすぐ近くにあるものですが、ここから石窟まで約1kmほど歩きます。

 

仏国寺の住職との話が長引いてしまい、石窟まで走りました(笑)

 

ちょうど1週間前に湘南国際マラソンを完走していたこともあり、身体は抜群にフィットしていましたので全く苦労はありませんでしたが、、、

 

同行の他誌の記者は100mくらいで息が上がってました。

 

可哀想に。。。

 

そんなツライ思いをして石窟まで到着。この建物の中に入り、石仏の姿を拝めるようになっています。

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入り口にある張り紙を見て驚愕。

 

「石窟内は撮影禁止」だと!

 

まあね、神聖なものということもあるでしょうし、そこは仕方ありません。

 

しかも、石窟にある石仏を拝むといっても、ガラス張りなんですわ。中尊寺金色堂みたいなもんですね。

 

おそらく、世界遺産の登録から外れないようにするための保護策なのでしょうが、直接見られたらよかったのになー、と。

 

2日目の午前中はこのようにして過ぎていき、午後は冒頭でリンクを貼った記事にある竹林公園などを訪れました。

 

3日目もネタがチョロチョロあるので、それはまた別の機会にでも。

 

それでは今日はこの辺で。