オークランド(NZ)からのお勧めワンデートリップ:ワイヘキ島
私がニュージーランドに滞在していたのは2001年5月〜2003年8月の2年ちょっと。
学校および勤務先は、ニュージーランド最大の都市オークランドにありましたので、生活の拠点はもちろんこの街でした。
オークランドは別名「City of Sails(帆の街)」とも呼ばれるほどヨットをはじめとする船が身近な街でもあります。
南半球有数の良港ということで豪華客船が寄港したり、私が滞在していた期間にはルイ・ヴィトンカップとアメリカスカップが開催されていました。
フェリーもオークランドの人々にとっては非常に身近で、対岸の半島にあっておしゃれなカフェなどが軒を連ねる「デボンポート」はもちろん、円錐形が美しい「ランギトト島」へのハイキングなど、フェリーで出かけて半日〜1日遊ぶのにぴったりな場所がありました。
デボンポートもランギトト島も私は何度も行きましたが、1度しか行かなかったことを今でも後悔しているのがワイヘキ島です。
なお、旅行情報サイトなどではスペル通りに「ワイヘケ島」の表記もありますが、ここでは現地人の発音および政府観光局のサイトに準拠して表記します。どちらも同じ島ですのでご心配なく。
私がワイヘキ島に行ったのは現地の冬。2001年7月半ばだったと記憶しています。
ドイツ人のクラスメイト(といっても当時で40代後半のオジサマwww)に「一緒にワイヘキ島で美味いワインと料理を楽しんでみないか?」と誘われたのがきっかけでした。
余談ですが、私はニュージーランド滞在中にイタリア人とドイツ人と知り合う機会がなぜか多く、知り合うとほぼ間違いなく仲良くなれていました。同盟はとっくに解消されたはずなのですが。。。
ブラジル人とかフランス人だとうまくいかないんですよね(笑)
そんなこんなで、バーニーと彼の友人トーマス、そして私のびーの3人で向かったワイヘキ島。
余談ばかりで恐縮ですが、「のびー」というのは、バーニーとトーマスが私を呼ぶときのニックネームでした。日本人が聞くと未来の世界から来た猫型ロボットが面倒を見ていた男子小学生を思い浮かべてしまうと思いますが、トーマスからは「ファーストネームに-ieを付けて呼ぶのは近い友人である証だ」と教わりました。というわけで歴史あるニックネームなんです(笑)
話を戻すと、オークランドのフェリーターミナルからは約30分でワイヘキ島に到着します。
バーニーが「ちょっと遠いが行ってみたいワイナリーがある」というので、3人でフェリーターミナルで路線バスに乗り込んで出発。
バスが走り出すと、車窓から見える景色はぶどう畑が広がる丘陵の向こうに海がキラキラ光る、のどかで美しいワイヘキ島の姿でした。
その景色だけでも最高の非日常。来てヨカッタ!
バーニーお勧めのワイナリーに到着すると、併設されているレストランで「お試し3杯&オードブルのセット」みたいなものを注文。細かいことまで覚えていませんが、どのワインも特徴が異なり凄く美味しかったです。オードブルといってもボリュームがあって、気前の良い盛りに若かりし私は大満足でした。
しかもそれで1人30ドルくらいだったはず。
何よりもその土地のものをその土地で飲んで食べるという最高に贅沢な体験ですから、お値段に見合うどころか、お値段以上の体験なわけです。
もう17年も前のことなので、実はどこのワイナリーだったか覚えていません。ただ、ワイヘキ島のフェリーターミナル発のバスで30分くらいかかったことを考えると、今のストーニーリッジワイナリーの辺りだったんじゃないでしょうか。
そもそも当時のオーナーが今も同じワイナリーを経営しているとは限りませんし。。。
ワイヘキ島内を走る路線バスの本数は非常に少なく、帰りのバスを待つ時間は海辺まで行って写真を撮って過ごしました。
この頃は本当によく歩いて色んな所に行きました。
とりあえずワイヘキ島のワイナリーを体験してみたいという方は、フェリーターミナルから近いマッドブリック・ヴィンヤード&レストランがお勧め。テラス席からはオークランドのビルが見えるそうですよ。(私がいた当時もこのワイナリーはあったらしいのですが、ここに行っていないのが私の後悔の元ですwww)
効率よく島内のワイナリーを巡りたいのであれば、現地発着のツアーなどに参加するのがよいでしょうね。
いずれにしても、ワイヘキ島はオークランド滞在中のワンデートリップに最高のデスティネーションと言えるでしょう。
オークランドを訪れる機会がある方は、ぜひフェリーに乗って極上の非日常を体験してみてください。
それでは今日はこの辺で。