こぼれ話シリーズ:イタリアの赤い跳ね馬はサーキットが似合う!
取材したものの記事にならなかったネタをお送りする「こぼれ話シリーズ」。
今日は記事化に至らなかったわけではないのですが、興味深いイベントを見学させていただいたときの話を書いてみたいと思います。
時期は昨年の7月。
イタリアの赤い跳ね馬の異名を持つフェラーリのとある試乗イベントが開催されました。
試乗プログラムは、スラローム走行、ローンチコントロール&フルブレーキ、富士スピードウェイのサーキット走行という構成です。
ちなみにあくまでもオブザーバーとしての立場なので、私が試乗したわけではありませんので、誤解のないように。
スラローム走行では、パイロンの間を8の字に走行するのを基本としているのですが、横滑りを制御するスタビリティコントロールが「あり」の状態と「なし」の状態でどう違うかという、路上ではまずありえない体験を参加者にしてもらっていました。
ちなみに、私が持っている望遠レンズがあまりにも安物なため、AFのスピードが追いつかずにブレブレなのはご容赦ください(汗)
散水車が路面に水をまきながらでしたが、スラローム試乗が終わったら1台のタイヤがこんなことに…。
嗚呼、このタイヤ1本いくらするんだろう…。
その後、サーキット走行へ。
ピットレーンにこれだけのフェラーリが並ぶと圧巻!
ピットレーンを出てコースに入っていくフェラーリの後ろ姿もサマになりますね。
画像は加工していますが、この時に使用された車両は全国のディーラーにあるナンバー付のデモカー。
「品川」「横浜」「名古屋」「神戸」なんてナンバーを付けたフェラーリが、300km/hで富士スピードウェイのホームストレートをあの甲高いエグゾーストノートを轟かせながらかっ飛ばしていく姿は圧巻!
イエローのボディもいいですねぇ。
300km/hで目の前を通り過ぎる物体を正確にファインダーに収めて、なおかつピントまでかっちり合わせるのは難しいですね。
こんなに間近で全開走行のフェラーリを見ることができ、本当に貴重な体験ができました。
そして、やはりフェラーリはサーキットでこういう走り方をしてこそフェラーリなのだとも実感しました。
都心で3速くらいまでしか使わず、せいぜい3000回転くらいまでしか上げられずに走っているフェラーリを見ると、全開で走らせないとエンツォが泣くよと言ってやりたくなります(笑)
それでは今日はこの辺で。