タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

民泊仲介業者の業界団体設立へ向けた偉大な一歩!

昨日の夜はすっかり日大アメフト部の前監督&コーチのトンデモ記者会見にジャックされてしまいましたが、実は民泊を巡る新たな、そして極めて重要な会合が観光庁で開催されました。

 

行政への届け出がないなどの、いわゆる「違法民泊」を排除し、民泊を適正なビジネスとしていくための業界団体設立に向けて準備会合が行われたのです。

www.travelvoice.jp

 

民泊仲介6社とありますが、以前から私がこのブログでもちょくちょく主張していた「エアビーなどの業界最大手が何らかの動きをしてくれないと」というのが、いよいよ現実のものとして走り始めたのです。

 

これは偉大な一歩だと思いますよ。

 

民泊の定義はすでに法によって定められていますが、業界団体ができることで一層わかりやすい形でその定義が知られることになるはず。

 

また、特にこの仲介大手6社がサイトで紹介している民泊なら、少なくとも違法な物件はない、という安心感にもつながると思います。

 

今でも私は「民泊」は家主滞在型(ホームステイ型)で古民家などを活用するスタイルが望ましいと考えますが、今後の流れとしては家主がいない形態が主流になっていくと思われますので、今回のような動きは歓迎です。

 

例えば、違法民泊を予約して日本に来た外国人が、「到着してみたら予約した民泊にガサ入れ入っていて宿泊できず路頭に迷った」なんてトラブルも減るのではないでしょうか。

 

それから、マンションの管理組合で「民泊禁止」とされているところでも、部屋のオーナーによってはこっそり民泊として解放している、なんていう例も減っていくと思われます。(そういう投資目的でのマンション購入も減るでしょうし)

 

準備委員会では、総論賛成各論反対にならず(祓川審議官が会合冒頭の挨拶で「それぞれの考え方はあると思うが〜」ってわざわざ言っているのはそのためと推測)、ある程度は時間をかけてガイドラインなどを作ってもらうことを期待します。

 

ま、私は宿泊代を安く済ませたい若い旅行者に最適なのはバックパッカーズだと思っています。

tabiguruma.hatenadiary.com

 

旅行者同士の交流が自然と生まれるこの宿泊形態こそ、若者が旅に出る意味や意義を全身で感じられると思うのですがね。

 

それでは今日はこの辺で。