スポーツは英語以上の世界共通言語だ!
ワールドカップがもうすぐ始まるんですねぇ。
1993年の「ドーハの悲劇」を高校生のときにリアルタイムで味わい、1997年の「ジョホールバルの歓喜」は大学生のときにテレビの前で見届け、日本代表が初めて出場した1998年のフランス大会は日本の試合は全てテレビで観戦した私です。
あの頃を振り返ってみると「サッカー、面白かったなぁ」と、しみじみ思ってしまいます。
別に今のサッカーがつまらないとか、そういう話ではありません。
そもそもサッカー素人の私が、戦略やら戦術やら難しいことはわかりません。そういう視点での評価はできないんです。
「つまらない」と感じるのは、日本が初出場以来6大会連続で出場しているため、世間一般に「ワールドカップには行けて当たり前」的な雰囲気があるからなのだと思います。
フランス大会の予選なんて、悲願の出場を目指し、選手たちは文字通り命がけで戦っていたような気がします。だからこそ、見ているこっちも「なんとかして行かせてあげたい」と思い、声を枯らして応援していました。
記念すべきフランス大会の初戦となるアルゼンチン戦のスタメンはこちら。
川口、井原、秋田、相馬、名良橋、山口、中西、名波、中田、城、中山
めっちゃ懐かしい。
おそらく、技術的には今の選手の方が上なのでしょうが、歴史の扉をこじ開けようとする当時の選手たちの気迫に感銘を受けていたことが、私のサッカーに対する「おもしろい」という感情になっていたのだと思います。
今回は本大会2ヶ月前に代表監督が交代するというドタバタがあり(ハリルホジッチだってアギーレ解任後の就任でしたからドタバタでしたし)、あんまり良い声が聞こえてきません。
現代表の選手たちにはベストを尽くしてもらいですが、分厚い「ベスト16の壁を破るんだ」という、ジョホールバルで初出場を決めた当時の選手と同じような気迫が感じられるかというと、うーん。。。
さて、私がニュージーランドで生活していた時期というのは、まさに日韓ワールドカップを挟んだ時期(2001年〜2003年)でした。
自然、ヨーロッパや中南米の人たちとはサッカーの話で盛り上がることが多く、ノルウェー人のクラスメイトに「日本は得点力不足が大きな問題だ。トレー・アンドレ・フローっていう優れたフォワードがいるんだからノルウェーはいいよな」って言ったらすごく喜んでました。ちなみに彼らは「荻原健司は偉大だ!」って言ってました(笑)
それから、メキシコ人に「ホルヘ・カンポスはキーパーとフォワード、どっちなんだ!?」って聞いたら、アジア人がメキシコのサッカーを知ってるとは思わなかったらしく、「Take this, amigo!!」って言ってタバコを1本くれました(笑)
私は語学学校でヨーロッパの人たちと仲良くなることが多く、日本人の友人から「なぜ彼らと仲良くなれるのか?」と問われることが1度や2度ではありませんでした。
日本人の友人らいわく、「何を話してよいかわからない」のだそうです。
そんな質問に対する私の答えは、いつも決まって「世界中のスポーツに興味があるから」でした。
特に世界のあらゆる国でプレーされているサッカーだと、話題の切り口としてとても重宝します。
サッカーでなくても構いません。オリンピックや世界陸上、バレーボールの国際大会など興味のある競技で、活躍した外国チームの選手をチラッとでも覚えておくと、海外に行ったときに意外なところで役に立つことがあります。
ある意味では、スポーツは英語以上に世界共通の言語になり得るわけですから。
それでは今日はこの辺で。