タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

海外旅行先では常に「自分が日本代表」のつもりでいましょう

連日のワールドカップネタで恐縮です。

 

そして教訓めいたタイトルにしている点も恐縮です。

 

日本vsコロンビア戦の後、コロンビア人の男性が日本人の女性らに卑猥な言葉をスペイン語で言わせていた動画をアップし、世界中から総スカンを食らうという出来事がありました。

 

コロンビア政府の外務省まで公式にコメントする事態となり、世のコロンビア人たちも「あれがコロンビア人や文化を代表するとは思わないでほしい」とツイッターなどでコメントしていました。

 

結局動画をアップしたコロンビア人男性は謝罪して動画を削除していますし、今さらこのブログで彼らの行為について論じることはやめておきます。

 

ただ、この件で思い出した話があるのでご紹介。

 

今から12〜13年前だったと思いますが、旅行業界誌の記者だった頃に、ロングステイ財団の専務理事にインタビューをする機会がありました。

 

今も専務理事かどうか知りませんが、当時の専務理事というのが竹田恒泰氏でした。

 

彼は1947年に皇籍を離脱した旧竹田宮の竹田家の人。血筋としては明治天皇の玄孫にあたります。

 

2010年前後頃から頻繁にメディアに出まくって、一部の人たちにとっては過激ともとれる主張をしたり、自身が代表を務める団体の役員が詐欺や脱税で逮捕されたり、いろいろと賑やかな人でもあります。

 

私は「ロングステイ財団の専務理事として、海外に日本人が出ていくことの素晴らしさをどう伝え、ロングステイを広めていきたいか」というメインテーマでインタビューしました。

 

そのインタビュー中に竹田氏が最も力を込めて語ったのは、「個人の旅行でも海外に行ったら日本を代表しているという自覚を持つべき」ということでした。

 

「海外の人は、我々を通じて日本という国を見ます。私たちの立ち居振る舞いによって、日本の印象を良くも悪くもしてしまうのです。ロングステイに限らず、海外に行くどんな日本人もそれを心得てほしいと思っています」

 

宮様のような穏やかな口調ではありましたが、そこには不思議な迫力がありました。

 

今回、一部の心無いコロンビア人男性の行為によって、その他の多くのコロンビア人が危惧したのは、まさにこの点だったのでしょう。

 

私も仕事やプライベートで海外を訪れる機会がある以上、常に「俺は日本代表だ」という気持ちでいたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。