タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

外国の政府観光局の役割を理解して!ポーランド政府観光局の苦言に思うこと

現在、ロシアでは日本とポーランドがワールドカップで対戦中。

 

ポーランドは敗退が決まっていますが、日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まります。

 

頑張れ〜!

 

さて、ポーランド戦ということで、マスコミ各社(っていうかテレビ局か)の取材姿勢に対し、ポーランド政府観光局がお怒りのようです。

news.nifty.com

 

記事中にある「丸投げ」って、テレビ局(および下請けの制作会社)あたりはやりそうだなぁ。

 

メディアとしての価値は非常に低くなってきているのに、制作サイドは「取り上げてやってる」みたいなのが見え隠れするのがイヤ。

 

同じメディアの端くれとして仕事をしている私としては、テレビメディアと一緒にしないでくれと言いたくなります。あの業界の人たちは別の人種だと思えてしまうのです。

 

ポーランド政府観光局は、私が旅行業界誌の記者だった頃に日本に支局がオープンし、当時の支局長さんにインタビューしたなぁ。日本語が堪能で、本心から「ポーランドと日本の架け橋になりたい」と考えている方でした。

 

今回話題になったポーランド政府観光局に限らず、日本にある外国政府観光局というのは、あくまでも当該国への日本人旅行者を増やすために設置されている組織です。

 

メディアを通じてのプロモーション活動や、旅行会社に対して商品造成のサポート、一般消費者に対しての情報提供(ウェブサイトやSNS公式アカウント)などが主な仕事。

 

おそらく今回ポーランド政府観光局が苦言を呈している部分というのは、観光局のウェブサイトなどを見ればわかるような、国の基本的なことまで「観光局さん、調べてまとめて提供して」ってことだったと推測しております。

 

私が記者だった頃よりも、今は外国政府観光局の日本支局の数は減ってしまっています。支局を残してくれた国も、スタッフの削減をはじめ全体的な予算は縮小気味。だからみんな忙しいんです。

 

テレビメディアのみなさん、しょーもないことで外国政府観光局を利用しすぎないようくれぐれもご注意くださいね。

 

それでは今日はこの辺で。