スカイラインGT-Rの人気・不人気を決めてしまった罪深き(笑)あの作品
いわゆる「スカイラインGT-R」といえば、R32、R33、R34の3モデルですよね。
特にR32は半ば神格化されているフシもあり、薄気味悪さすら感じます(笑)
アメリカの25年ルールからも外れたR32の市場価格は高騰の一途をたどっているようですが、今では上玉のR32が次々と海外に流出していることもあり、その人気は世界的になっているのをご存知の方も多いと思います。
R34についても人によっては「完成形」と表する人もいるくらい、今でも街なかでちょくちょく見かけるクルマです。中古車市場でもなかなかの高値が付いていますね。
そして今日はこんな記事を見つけました。
R32とR34の間で埋もれてしまっているのがR33。
上の記事によると、R33の中古車市場での価格はまだ高騰していないとのこと。
こんな風に3モデルで格差が生じてしまったのは、あるマンガ・アニメが一因となっているのは間違いないようです。
その作品こそが『頭文字D』。
よく知らない方のために、簡単に説明すると、、、
豆腐屋の息子(高校生)が、中学生の頃から配達の手伝いをさせられて(もちろん無免許。今なら炎上間違いなしの作品ですwww)いて、配達が終わって早く帰りたい一心で下りの運転をしていたのを、ガラの悪い走り屋に目をつけられて無理やり公道レースに駆り出されていく物語です。
ちなみに「頭文字D」と書いて「いにしゃるでぃー」って読みます。
この作品の登場人物の1人が、R32を絶賛したあと「期待してR33に乗り換えたら全然ダメですぐにR34に乗り換えた。R34はいい!」みたいなことを言っていたんですね。
それで現実の世界でも「R33はダメだ」となってしまったという。
ファンタジーであるはずのマンガの世界での評価が、まさか実車の評価になって25年近く経ったいまでも中古車市場の価格に反映されてしまうとは、なんと恐ろしい!
かつて、私の父がR33型のスカイライン(GT-Rじゃないし、そもそもセダンだった)に乗っていたこともあり、私自身はR33型に対する思い入れは強い方。
作中でR33を酷評した星野好造さんには猛省を促したいと思います(笑)
それでは今日はこの辺で。