まさにシルバーアロー!ペブルビーチでメルセデスEQのスゴい奴が発表された!
メルセデス・ベンツがトンデモ電気自動車を発表しました。
1930年代に最高速記録を樹立したW125からインスピレーションを受けたというこのクルマですが、最高出力は驚きの748PS。最高速度は発表されていませんが、W125の記録が432.7km/hでしたから、これを超えるのではないかと私は見ています。
また、EVですからエンジンとは比べ物にならないほどの加速力も兼ね備えていると思われます。
そしてバッテリーは80kWhで、計算上の航続可能距離は400kmを超えるとしています。
こんなパフォーマンスのクルマでも、これだけの航続距離があるのだとすると、EVにおける航続可能距離の競争は完全に終わったと見るべきでしょうね。
コックピットはデュアルディスプレイ。
これこそが、私が子供の頃に見たSF映画に出てきた未来のクルマの姿そのものです。
そんな未来感たっぷりなのに、コックピットのフロアは板張り。
しかもシートはレザーという、未来とレトロのコントラストが素晴らしい。
やっぱり走りやデザインが前面に出ているコンセプトカーって、とってもワクワクしますよね。
2017年の東京モーターショーに出展した日本のメーカーが打ち出したコンセプトカーは、コネクティビティ&自動運転、エンタメ、環境が前に出ているように思えたのは私だけではないはずです。
誤解のないように記しておきますが、これらはモータリゼーションの未来にとってはどれも不可欠な要素になっています。
でも、クルマの開発って、やはり「よく走る」と「見た目がカッコいい」に最大のプライオリティがなければいけないと思うんですよね。
走りとデザインにおける発想力では、日本のメーカー各社はメルセデスに遅れをとっているのかな、と思わざるを得ません。
もう少し踏ん張ってほしいなぁ。
それでは今日はこの辺で。