現代で言えばバックパッカーズ!善光寺門前に軒を連ねる宿坊の町並みに感激
先週の信州旅行で訪れた善光寺。
境内や仲見世の賑わいを見るだけでも、江戸時代から大寺院であったことがよくわかる気がします。
私たちが訪れたのは平日でしたが、仲見世は大いに賑わっていました。
しかし、仲見世と並行するように通る道には宿坊が並び、静かで雰囲気の良い町並みでした。
宿坊は、本来は僧侶が寝泊まりする施設だったのを、一般の参拝者にも開放し、江戸時代に入って「講」によって全国から参拝者がやってくるようになると、一気に大衆化していったと言われています。
ちなみにこの「講」ですが、信心というものがベースにあるものの、今で言う旅行積立と募集型企画旅行を組み合わせたようなものだと言われています。
300年近くたっても、日本人がやっていることはあまり変わらないんですよね(笑)
逆に言えば、江戸時代の人たちの考え方が先鋭的だったということでしょうか。
あまり詳しくはないのですが、善光寺門前に軒を連ねる宿坊を見ていて気づいたことが2つあります。
1つ目は、宿坊の名前が「◯◯坊」と「△△院」の2種類があること。
もう1つは、お寺に近い宿坊ほど立派だということ。
ひょっとしたら、「坊」と「院」で格付けでもあるのでしょうか。
また、お寺への近さは、宿坊の格の順なのではないか、と。
それにしても、宿坊はまるで現代で言うバックパッカーズみたいですね。
そういえば、2年半前にこのブログでバックパッカーズに関する記事を書いたことがありました。
この記事でも善光寺門前にあるバックパッカーズについて触れていました(笑)
まさか2年半後に善光寺に行くことになるとわ思わなんだ。
それでは今日はこの辺で。