偶然とラッキーで出会った善光寺前「The Fujiya Gohonjin」のランチは信州旅行の最大のサプライズ!
今年の夏休みとして今月2週目に訪れた長野県。
旅行中に最大のサプライズとして印象に残っているのは、善光寺前の「The Fujiya Gohonjin」でいただいたランチでした。
善光寺門前で昼にしようとお店を探していたところ、妻が見つけたのがこのレストランだったのです。
余談ですが、妻には超高感度の「美味いもんセンサー」が装備されており、初めて訪れた土地で美味しいものに出会える確率が非常に高い。
ネットで検索するよりも早く、ネットの口コミよりも高い信頼性でお店を探し出すあたりは、笑い事じゃなく尊敬に値します。
当初は善光寺近辺なら蕎麦屋くらいいくらでもあるだろうと思っていたのですが、前日の昼に戸隠で蕎麦を食べ、夕食も懐石料理、朝食も和食だったため、2人ともなんとなく洋風はものを欲していた模様。
入り口でスタッフに声を掛けると、現在満席とのこと。「40分ほどで確実に空きます」ということだったので、予約して一旦外に出ました。
実は、宿坊の町並みをブラブラしていたのは、ランチまでの待ち時間だったというわけです。
時間になりレストランに通されると、ホントに満席!
平日の昼ですから、マダムたちや3世代旅行とおぼしき家族連れ、母娘旅行といった面々が多かったです。
あまりの人の多さに写真は撮っていません。
もともと食事中に写真を撮るのがあまり好きではありませんし、同じように食事中の他人にカメラを向けるのも失礼な話なので、レストラン内の写真はありません。
入り口にあったメニューでは「パスタランチでいいか」なんて言っていた我々ですが、前菜4種、スープ、パスタ、メイン、デザートのコースであるシェフズランチの説明を聞き、2人とも方針転換してシェフズランチを注文。
前菜だけ写真を撮ったので載せておきます。
季節の食材や地元の食材を使用した、本当にレベルの高いものでした。
しかもこれで2400円!(妻はデザートにアップルパイを選択したので+200円)
もちろんランチとしては高額かもしれませんが、結婚10周年旅行という意味合いもあったので、ここはケチるところじゃないという判断もありました。
都内で同じ内容だったら5000円くらいしてもおかしくないレベルの高さでしたし。
ホールスタッフのサービスも気取らず飾らず、それでいて慇懃無礼な感じは一切なく、こちらが楽しく食事できるよう配慮してくれていました。
そして最大のラッキーは、なんとランチ営業は平日のみだという点。
善光寺に来るのが3連休最終日の前日だったら、ここのランチには巡り会えていなかったのです。
いやー、ホントに妻の美味いもんセンサーには感服します(笑)
タイトルには「偶然」と書きましたが、このセンサーを搭載した人が一緒だった時点で、我々とThe Fujiya Gohonjinとの出会いは必然だったのかもしれませんね。
帰ってきてからThe Fujiya Gohonjinについて調べてみたところ、その名のとおり江戸時代は参勤交代での本陣だったとのこと。(ウェブサイトでは「本陳」の字が使われています。その理由はよくわかりませんw)
しかも加賀百万石・前田家の定宿だったそうです。豊かな藩の定宿ということは、さぞかし儲かったことでしょうね(笑)
明治〜大正期にかけては、政財界人や文化人などにも愛された旅館・ホテルとなり、2006年から「The Fujiya Gohonjin」として営業を開始したみたいですね。
現在は残念ながら宿泊はできないようですが、心の底から「また来たい!今度はディナーでお酒も一緒に楽しみたい!」と思えたレストランでした。
それでは今日はこの辺で。