ニュージーランド留学生活でのカルチャーショック:突然「Hey, bro!」って呼び止められる(笑)
2001年から2003年の期間、私はニュージーランドのオークランドで留学&ワーホリ生活をしていました。
カルチャーショックを感じることも多く、このブログでも衝撃を受けた「キーウィ洗い」について書いています。お時間のある方はぜひこちらもご覧ください。
今日は渡航から1週間も経たないうちに経験したカルチャーショックについて書いてみようと思います。
渡航から約4カ月はホームステイをしていた私は、ホストファミリーが住むレミュエラというエリアから語学学校のあるダウンタウンまでバスで通学していました。
ちなみにこのレミュエラというエリアは、比較的裕福な人が住むところで、私のステイ先は特別リッチな人たちではないものの、いわゆる上位にランクされる家庭でした。
ある日、全ての授業が終わって最寄りのバス停でバスを降り、近くのスーパーでおやつを買って帰る途中で、後ろから「Hey, bro!」と呼ぶ声が。
最初は自分が呼ばれているとは思わず、そのまま歩き続けていたのですが、クルマで私の横まで来て「Hey, bro! Hey, bro!」と言ってくるわけです。
「Hey, bro!」の「bro」って、brotherの略ですが、要は「よお、兄ちゃん!」みたいな感じでしょうか。
顔を見ても知らない兄ちゃんです。っていうかオークランドに来てまだ1週間も経っていないので、クラスメイト意外に知り合いなんているはずありません(笑)
因縁でもつけてくる気かなー、嫌だなーと思っていたら、その兄ちゃんの口から信じられない言葉が。。。
そのジャケット、すげーカッコいいな!
悪意などまったくない、満面の笑顔で褒めてくれるわけです(笑)
それでも警戒を解かずにいましたが、続いてその兄ちゃんが発したのが、、、
どこで買ったの?海外か?
卒業旅行でロサンゼルスに行ったときに買った、NBAのロサンゼルス・クリッパーズのジャンバーを着ていたので、「LAで買った」と教えてあげました。
ちなみにこのジャンバーです。マイケル・ジョーダンの「ジャンプマンマーク」をイメージして撮ったのですが、脚まで写してもらえず。。。
そうしたら「ああ、やっぱりそうかぁ。カッコいいなあ!」と言いながら、さらに相好を崩し、サムアップまでして走り去っていったのです。
本当にそれだけのためにクルマを止めて声をかけてきたという事実に驚愕!
狐につままれるとはこのことか、いや、オークランドに狐はいるのかな?とかわけわからんことを考えながら帰途についたのを覚えています。
こういう兄ちゃんばかりだったら、世の中はさぞかし平和なのでしょうね。
今の日本でこんなことをしたら、たちまち不審者情報とか警戒事案として認識されてしまうはず。
帰国から15年。今のニュージーランドは、あの頃のまま素朴な人たちが多いのでしょうか。それともやはり変わってしまったのかなぁ。
それでは今日はこの辺で。