シンガポールのリトル・インディアはアツい街だったwww
かれこれ13年も前の話ですが、私が旅行業界誌の編集部に在籍していた頃、初めて命じられた海外取材はシンガポールでした。(当時の写真が手元にないので、文字だけでお送りします。悪しからず!)
現地の見どころを取材するのではなく、日本観光振興機構(現在の日本政府観光局)と国土交通省が仕掛け、JALがスポンサーとなって実施する訪日旅行推進に関するイベントを取材するというもの。
そのイベントというのが、なんと「美勇伝のミニコンサート」でした。。。
美勇伝って、今年別の意味でホットな話題となった石川梨華を中心とする3人組のハロプロのユニット。(というのはさっきウィキペディアで確認しました。昔からアイドルはおろか、芸能関係には疎いのですw)
その美勇伝はシンガポールでも人気ということで、日本の観光の宣伝のために起用されていたそうです。
イベントが行われるのは土曜の夜。出張を言い渡されたのが水曜の夕方。で、日程は1泊3日の強行スケジュール!
下調べをするヒマもないまま、とりあえずシンガポールに飛んだのです。
着陸後の機内でドアが開くのを待っている間、「お客様ののびー様、飛行機を降りましたら、JAL地上職員よりメッセージをお受取りください」との機内アナウンス。
そんな経験は初めてでしたが、飛行機を下りるとすぐ、私の名前を掲げたカードを持ったJALのスタッフからイベント会場のパスを受け取り、プライオリティレーンを通ってJALの社用車に乗せられました。
この間わずか10分足らず。。。
ほとんど拉致されたようなもんです(笑)
会場に着くと、他のメディアの方の近くに座り、それぞれにご挨拶。
ご挨拶がてら「さっきシンガポールに着いたばかりなんですよー、えへへ〜」って言ったら、Y売新聞の方が、、、
えっ、このイベントのためにわざわざ日本から来たの?
どうしてもJALとのしがらみで断れなかったらしいとのいきさつを話すと、みなさん口々に「いやー、かわいそうに…」だと(笑)
イベント終了後はJAL現地支店の打ち上げに「来賓」として参加し、打ち上げ終了後はこの取材の話を持ってきてくれた方にラッフルズに連れて行ってもらい、シンガポールスリングを飲ませてもらいました。
で、JALが面倒を見てくれたのはここまで。2日目は完全にフリーで、あとはどうぞご自由にとなりました。
当時のシンガポールには、マリーナ・ベイ・サンズもなければシンガポール・フライヤーもありません。
スマートフォンもない時代でしたから、現地で調べ物をするにも限界がありました。
とりあえずマーライオンだけは見に行きましたが、出オチみたいな観光スポット(失礼!)ですから、何枚か写真を撮ったら終わり。
そこで前夜にJALの方に聞いたリトル・インディアに行ってみることにしました。
乗ったタクシーのドライバーは中華系で、リトル・インディアに行ってくれと告げると「あんな所に行っても面白くないヨ〜。インド人って街のいたる所でたむろして話してるだけだからネ〜」なんて言われ、インド系と中華系は仲良くないのかなーなんて思った次第。
しかし、タクシーがリトル・インディアに入ると、ドライバーの言う通り、街中にインド系の人たちが溢れてる!
みんな大声で話しているし、何をしているのでしょうね(笑)
私の率直な感想は、
なんてアツ苦しい街なんだ!
です(笑)
アジアの都市には独特のエネルギーが満ちているように思いますが、シンガポールのオーチャード・ロード周辺でもそういう感想を抱きました。
しかし、リトル・インディアに渦巻いていたエネルギーは、それらとは異質のもののように感じました。
私はインドには行ったことがありませんが、おそらくインドではこれの何倍もすごい光景が広がっているのでしょうね。
シンガポールって、あんなに小さいのに、アジアの縮図のような感じなのが面白さの1つなのでしょうね。
それでは今日はこの辺で。