タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

まさかの太っ腹!キャセイが激安ビジネスクラス航空券をOKしたwww

キャセイ・パシフィック航空が約180万円ほどするビジネスクラスの航空券を誤って約7万円ほどで販売し、その価格で購入した人にチケットの利用を認めた、というニュースがありましたね。

www.bbc.com

 

世間では「なんと太っ腹な!」といった声があがっているようです。

 

上の記事には買った人のコメントが出ており、「一生に一度のお買い得か、もしくはミスか、その両方に違いない」と言っています。

 

普通に考えればミスに違いありません。

 

そこまでのディスカウントなら、プロモーション的に大々的に発表するはずですもんね。

 

今回はキャセイ・パシフィック航空が公式ツイッターで「自分たちのミスだけど、スペシャルプライスということで使ってくれや」と、ミスであることを認めたうえで、当該航空券の使用を認めています。

 

私は以前、旅行業界誌の編集部に身を置き、パッケージツアー等を購入した顧客から寄せられたクレームに対し、販売した旅行会社がどう対応したのかという事例を紹介しつつ、弁護士や業界団体の責任者がその対応は正しかったのか、という見解を述べるページの編集を担当していました。

 

そのときに、ネットで販売しているパッケージツアーの価格表示のミスに絡むクレームについて取り上げたことがあります。

 

15万円のツアーを誤って1万5000円と表示してしまい、購入した客の「この値段だから買ったのだ。差額は払わん!ツアーに参加させろ!」という言い分と、旅行会社の「表示のミスは大変申し訳ない。参加するなら差額を支払ってほしい。それが嫌なら1万5000円は返金する」という言い分が真っ向からぶつかった、というもの。(もう10年以上前の事例ですが、特定を避けるために金額はダミーです。ツアー内容についても触れません)

 

決着するまでにはいろいろと悶着があったそうですが、最終的にはこの客が主張を取り下げて返金を選択し、ケースクローズとなったそうです。

 

まあね、ツアーの内容からすると、とても1/10の価格で行けるものではないのは明らかだったようで、法的には取引は成立しない、という旅行会社の主張が通るそうです。

 

だからこそ、今回のキャセイ・パシフィック航空の対応が「太っ腹」と言われているのでしょう。

 

とはいえ、先の旅行会社の件といい、キャセイ・パシフィック航空の件といい、価格を入力した担当者とその責任者にはキツイお仕置きがあったのかもしれませんが。。。

 

それでは今日はこの辺で。