ハイエンドのオプション・カーオーディオについて考えてみた
皆さんはカーオーディオというと、どんなイメージがあるでしょうか?
三菱電機ダイヤトーンサウンドナビのテレビCMなんかは、まさにハイエンドサウンドシステムの代表格。山下達郎の『さよなら夏の日』をBGMに使っているあたりに、かなり上の年代をターゲットとしているような気がします。
そんなカーオーディオですが、こだわる方は、とことんこだわりたいもの。
ユーザーの思いを反映するべく、欧州の自動車メーカーを中心に、オーディオブランドが手を組んで開発したシステムがオプションとして設定されています。
例えばメルセデス・ベンツは「Burmester」、BMWは「Bowers & Wilkins」、ベントレー モーターズは「Naim」と「Bang & Olufsen」など。
プレミアムブランドでなくても、Jeep はレネゲードの特別仕様車で「Beats Audio」のオーディオシステムを導入しています。
販売単価も高くなることから、近年では国産メーカーでもオーディオブランドと共同開発したシステムをオプションとして設定している例も増えてきました。
代表的なところでは、レクサスの「マークレビンソン」でしょうか。
CES 2019では、マツダがボーズと開発したサウンドシステムを公開した、なんてのがニュースになるくらいですから、カーオーディオの需要は高いのでしょう。
ここ数年の流れとしては、カーオーディオ単体でどうこうするというよりは、車両の制御や操作を行うインフォテイメントシステムと統合したシステムとして、ハイエンドサウンドシステムがあるような気がします。
かつて軽自動車のドレスアップ雑誌の編集部にいた頃、ユーザーの車両の取材に行くと、リアハッチを開けるとただでさえ狭いラゲッジスペースがスピーカーやサブウーファーで埋まってるなんて車両に高確率で遭遇したものです(笑)
現在は、仕事で輸入車の車両を実際に触らせていただく際に、オーディオ関連も操作する機会をいただいています。
ハイエンドのサウンドシステムが組まれているモデルは、たしかにクリアで迫力ある音だなぁと実感。
インポーターの担当者さんに、そういうシステムの価格を聞くと、だいたい我が家のレヴォーグより高いです(笑)
私はカーオーディオに音質はあまり求めておらず、スピーカーから音が出ればよい、くらいのスタンスです。
どれだけ高音質でも、どれだけデッドニングの技術が進化したとしても、エンジン音やロードノイズをゼロにすることはできません。
せっかくの高音質の何%かは、確実にそれらのノイズの干渉を受けるわけですから、そこにお金をかけるのがもったいないって考えちゃうんですよね。
そのお金があれば新車を買うなぁ、とか。
余分なところにお金を回せない、貧乏人の典型的な考え方ですね(笑)
それでは今日はこの辺で。