販売店さんは大変
自動車はメーカーとディーラーが明確に分かれています。といっても、メーカーの100%出資子会社である場合が圧倒的に多いですが。新車(国産車の場合)を購入する場合、ほとんどの方がディーラーに足を運ぶのではないでしょうか?
(輸入車の場合は正規ディーラーから購入する以外にも、並行輸入品を扱う業者から購入するという手もあります)
グーグル・マップで「自動車 販売店」と検索すると、中古車販売店やカスタムショップも含めてものすごい数がヒットします。例えば甲州街道の高井戸近辺だけでも、大小さまざまな赤い点がつきます(ズームするともっと増えます)。
数多あるディーラーさんですが、系列によってカラーはさまざま。同じメーカーのクルマを扱っていても、ショールームの装飾が異なったり、営業スタッフが執念深かったり(褒め言葉です)と、気をつけてみると面白い発見があります。
私が現在乗っているクルマは2015年1月に納車されたものですが、知人に営業スタッフの方を紹介してもらって訪れたディーラーさんで購入しました。1階がサービスカウンター&展示車が1台、2階には商談スペースと展示車が3台という決して大きくはないお店です。で、階段にはなぜかガンプラが。しかも1体や2体ではありません。商談時に連れて行った妻が大ウケしたほどです。このお店が属する販売会社の取材で、他の系列店は何軒かうかがったことがありますが、ガンプラがあったのはここだけのはず。
担当者の方からは、納車後も点検前などには必ず連絡をいただいています。また、アクセサリー類のゴリ押し営業もなく、気持ちよくお付き合いさせていただいています。
とはいえ、担当する顧客は私1人ではありませんから、管理するだけでも大変だと思います。
数年前、販売店の担当スタッフが適切なタイミングでお客様にコンタクトするにはどうすべきか、をまとめたマニュアルの制作に携わったことがありました。詳細は書けませんが、制作過程での雑談で、PCやタブレットをその日の朝に起動したときに、どのお客様が点検の◯カ月前になったかを知らせるアラート機能があればいいのにね、なんて話が出ました。で、実際にコンタクトして上司に報告し、承認されるとアラートが消える、と。
運用するのは人ですから、こんなシステムも有名無実化する恐れはありますが、きちんと運用すれば営業スタッフだけでなくサービススタッフにもメリットがあると思うのですが。
(現在こういうシステムが実用化されていたらスミマセン)
現在、総じてクルマの品質が向上し、買い替えのサイクルが長期化しています。販売店としては、新車販売以外にも収益源を確保しなければならず、修理や点検での入庫促進を図っています。かつては「ディーラーに入庫すると不要な修理をされて高くつく」なんてこともありましたが、今そんなことをすればSNSで拡散されて一巻の終わりです。
販売店さんを取り巻く環境が少しでも良い方向に向かってくれれば、と思う今日このごろです。
それでは今日はこの辺で。