空港の3レターコード
旅行業界誌の編集部にいた頃、毎年2回、日本から出発する全ての国際線定期便の座席数を調査する企画を担当していたことがあります。当時は専門の調査会社からデータを購入し、そのデータの精度を高めていくという作業でした。
その元データには、空港名はIATAの3レターコードで記載されており、初めて携わった時はどこがどこなのかサッパリ。何度か回数を重ねるうちに、国内空港やメジャーどころは自然に覚えられたので事なきを得ましたが。
覚えやすいのは、やはり空港名がダイレクトに反映されている場合です。例えば、羽田はHND、成田はNRTといったものです。我が故郷の福島空港はFKS。これも覚えやすかったです。
ちなみに、羽田はロゴとしても「HND」を使用しています。
それから、サンフランシスコのSFOも、地名がそのまま入っているのと字面のカッコよさも手伝って覚えるのはすぐでした。
ローマのFCOとかミラノのMXPは、最初は意味がわからなかったのですが、旅行会社で航空券を販売していた経歴を持つ妻に「ローマはフィウミチーノ、ミラノはマルペンサ」と教えてもらいました。関連があればすぐ覚えられます。
一方で難しかったのが、バンクーバーのYVRとトロントのYYZ。どちらもエアカナダが直行便を運航している空港で、データではエクセルの上下の行なので見分けがつきません。地名、国名などの手がかりもなく、いつも時刻表などを見ながら確認していました。最後まで覚えられなかった3レターコードです。
毎回苦労して遅くまで(徹夜もあったなぁ)残業したこともありましたし、実生活では何の役にも立たない知識ですが、今となっては良い思い出です。
それでは今日はこの辺で。