祝『コンデ・ナスト・トラベラー』ランキング1位!のびー的「東京の魅力」とは?
先日、米国の旅行雑誌『コンデ・ナスト・トラベラー』が実施した読者投票ランキングで、東京都が「世界で最も魅力的な都市(The best cities in the world)」の第1位に選ばれました。(ちなみに2位は京都)
東京都は早速ホームページでこれを報告。小池都知事の公式コメントも発表されました。
小池都知事のコメントについてはリンク先を見ていただければ、と思うのですが、私が最も印象的だったのは、コメントに「2020年とさらにその先を見据えて」という文言が入っていたことです。
JRの「デスティネーションキャンペーン」などで選定された地域にありがちなのですが、キャンペーンの成功を求めるあまり、「その後どう発展させるか」という視点が忘れ去られることが多いのです。結局、キャンペーン期間限定のブームに終わってしまい、近年旅行業界で言われている「持続可能な発展」につながっていない所が目立ちます。
そういう意味で、小池都知事が一言でも「ポスト2020」に言及しているのは、何かとお騒がせなオリンピックですが、東京で開催する意義はあるんじゃなかろうか、と思うわけです。
さて、前置きが長くなりましたが、あらためて私が考える「東京の魅力」について書いてみたいと思います。
一言で言えば、世界最先端技術を駆使して建てられた超高層ビル群のすぐそばに、300年クラスの歴史的建造物が建っている、という「ギャップ」だと思います。
ヨーロッパの都市の場合、「旧市街」と「新市街」が明確に分けられていることが多く、前者は丸ごと世界遺産に登録されることも珍しくありません。そうなると新しい建物が入り込む余地は少なくなります。
ドイツのケルン大聖堂が世界遺産の登録から外されるかもしれない、と言われたのは、周辺の開発が進みすぎたことが理由だったと聞いたことがあります。
東京の場合はそういう心配はありません。むしろ再開発によって常に栄えている、というイメージです。でも、伝統的なものには手出ししない、と。
3月に東京都心を自転車で巡り、サイクリングマップを作るという仕事をいただきましたが、取材時に実感したのはまさにそれでした。
マップで使われなかった写真をいくつか載せておきます。
豊川稲荷東京別院。敷地のすぐ南は神奈川方面への大動脈、国道246号線(青山通り)です。
増上寺と東京タワー。まさに伝統と近代が隣り合わせている画です。
国内外を問わず多くの人が訪れる皇居。都心のど真ん中だけあってアクセス良好。
実はこの公園は六本木・東京ミッドタウンのすぐ裏。この取材で都心には意外と緑が多いことにも気づきました。
人が多くて街並みはゴチャゴチャしていて、、、というのは田舎から出てきた私が今でも感じることですが、たまにこうやってウロウロしてみると面白いもんです。
魅力的な都市第1位として見られているこの都市は、今後どんな姿を見せてくれるのでしょうか。
それでは今日はこの辺で。