Cクラスのレベルアップの影で…
先日、仕事先でCクラスの実物を見せてもらう機会がありました。
メルセデスっぽい押し出しの強さもほどほどで、ホイールもギラギラした感じではなくエレガンス&スポーティといった印象。ボディカラーはヒヤシンスレッドで、実に上品な佇まいのセダンでした。
余談ですが、メルセデスのヒヤシンスレッドは、Cクラスのセダンにぴったりの色だと私は思っています。
あまりの完成度の高さに、案内してくれたスタッフの方に「これ、C250ですか?」と聞いたところ、「いいえC180です」とのこと。
エクステリアがスポーティになる「AMGライン」ですから、実際の車格よりも上に見えます。私が見せてもらったクルマはレーダーセーフティパッケージも装着していましたから、安全性の面でもトップレベルです。
480万円くらいなので私には縁のないクルマですが、中金持ちならこのクルマを選んでしまうかもしれません(笑)
Cクラスは総じてレベルが上がっていますが、そのせいで販売が厳しくなっているのがEクラスだそうです。
Eクラスの最上級グレードはMercedes-AMG E 43で1149万円。一方のCクラスは、Mercedes-AMG C 43 4MATICが880万円、Mercedes-AMG C 63でも1219万円と、価格差はほとんどなくなっています。
むしろCクラスの方がお安く「63」を手に入れられるという。。。
現行Eクラスは自動運転などの最先端技術をつぎ込んでいますから、価格だけの単純な比較は無意味だというのは百も承知です。
でも、Eクラスはこれまで「人生の上がりのクルマ」なんて言われてきましたが、これから先はCクラスに取って代わられてしまうかも。
そう思わずにはいられないほど、現行Cクラスのレベルは上がっています。
遅かれ早かれ市場がその答えを出すでしょうが、果たしてそうなったときに、伝統として「E」を残すのか、それとも市場に受け入れられないものは廃止するのか。
ダイムラーの選択がどうなるのか見ものです。
それでは今日はこの辺で。