雑誌でのタイヤの紹介は編集者泣かせ…
この週末は、千葉の幕張メッセでカスタムカーの祭典「オートサロン」が開催されましたね。
自動車関連のニュースでもオートサロン絡みのものがかなり多かったです。
出展者の中には、クルマに欠かせないパーツであるタイヤメーカーも名を連ねています。
ブリヂストン、ダンロップ、横浜、TOYOといった国産メーカーはもちろんですが、海外メーカーではグッドイヤーの名もありました。
タイヤメーカーというのは、毎年必ず新商品をリリースしています。
かつてドレスアップ車の雑誌編集をしていたとき、タイヤメーカーとのタイアップなどの記事を担当したことがあります。
ただ、タイヤはご存知のとおり真っ黒です。
はっきり言ってカラーページで使うのがもったいないんです(笑)
デモカーやアクセサリーを紹介する華やかなページの後に、地味なタイヤのタイアップ記事なんかが来てしまうと、どうしても見栄えがしません。
どの記事を雑誌の中のどこに入れるかを決める「台割(だいわり)」という設計図があるのですが、本来は台割の決定は出版サイドの専権事項である「編集権」に含まれます。
ところがタイアップ記事は広告の1形態ですから、広告主の意向を汲んで仕上げるという前提があるので、ある程度は忖度して特集の近くに入れるといったことをする場合があります。
タイアップでなければそのへんは自由ですから、私がいた編集プロダクションでは、タイアップでないタイヤ記事は「モノクロページ」で処理していました(笑)
モーターショーなどでタイヤメーカーのブースを見ますが、どうしても人はまばら。
タイヤって、唯一路面と接するクルマにおける最重要パーツの1つですから、もう少し脚光を浴びてもよいと思うのですが、雑誌を作る立場からするといかんせん扱いに困る商品であることも事実なのです。。
何か革新的な紹介方法があればよいのですが。。。
それでは今日はこの辺で。