閑散期対策?年末年始への布石?〜オーストラリアの場合
西武グループでこんなフェアをやっているそうです。
オーストラリア フード&ワインフェア。
9月1日から10月31日までで、都内の各プリンスホテルにあるレストランやカフェでオーストラリア産食材を使った料理が提供されるそうです。
駐日オーストラリア大使のコメント(写真左下)もありますから、かなりチカラが入っているのは確かです。
なんとこのフェアは去年に続いての開催だとのこと。評判が良かったのでしょうかね。
フェアの協賛は、MLA豪州食肉家畜生産者事業団とカンタス航空、ファームストン株式会社です。協力がオーストラリア政府観光局、後援がオーストラリア大使館マーケティング事務所、とのこと。
オーストラリアと日本をつなぐ主だった組織が力を合わせた形です。
で、9月〜10月というフェアのタイミングから察するに、これは11月から12月にかけてに閑散期のテコ入れ策なのかな、と勘ぐってしまいます。そうでなければ、年末年始のオーストラリア旅行の需要喚起策といったところでしょうかね。
オージービーフは日本で輸入販売されるようになって久しいですから、認知度は問題ないと思います。でも、MLA豪州食肉家畜生産者事業団はその現状をよしとせず、さらに売れるようにと、こうやって露出を図っています。
旅行関連では、90年代初頭のオーストラリアブームほどではありませんが、オーストラリアを訪れる日本人旅行者は依然として多く、人気の旅行先の1つであり続けていると思います。それでもこういうフェアに協力するわけですよね。
正直言って、このフェアがどれだけ旅行者増につながるかはわかりません。
でも、「オール・オーストラリア」で取り組んでいる姿は、世界9都市に海外事務所を持つ日本政府観光局(JNTO)にも見習ってほしいところです。
ま、オーストラリアは私が生まれて初めて訪れた外国。初めて乗った飛行機もカンタス航空。思い入れは強いですから、こういうのが目についちゃうのかもしれませんがね。
でも、いい国ですから、機会があればぜひ行ってみてくださいね。
それでは今日はこの辺で。