イルカが泳ぐ海で危機一髪! スイム ウィズ ドルフィンは気をつけなはれや!
欧米の人たちの水棲哺乳動物好きは、日本人が想像する以上に強いものがあります。
捕鯨やイルカ漁に対する凄まじい批判の発信元は、欧米であることが多いですもんね。
その結果、シー・シェパードといった反捕鯨団体も出てくるわけです。
反捕鯨団体と名乗ってはいますが、彼らの破壊行為にはソマリア沖の海賊も真っ青ではないかと。
ゴムゴムの海賊のような心を持った海賊なんていないもんね。
捕鯨やイルカ漁の是非については、本ブログの趣旨とは異なるのでここでは触れません。
さて、クジラ好きやイルカ好きが世の中に増加してきたことを受け、船からクジラを見る「ホエールウォッチング」や、イルカがいる海で泳ぐ「スイム ウィズ ドルフィン」といったアクティビティが一般的になってきました。
私が2年ちょっと滞在したニュージーランドでも、どちらも人気のアクティビティ。
私も南島のカイコウラという町でホエールウォッチングに参加しましたが、ここはホエールウォッチングで生計を立てている町といっても過言ではないくらいです。
この時のホエールウォッチングについては、この記事で少し触れていますので、お時間のある方は読んでみてください。
また、北島のパイヒアでは、スイム ウィズ ドルフィンのツアーに参加しました。
上記のリンクでも説明にあるとおり「イルカと一緒に泳ごう!」みたいなノリなので、船上では私も気合十分。
右端が私です。
真ん中の男性(日本語だったからたぶん日本人)と左の女性(たぶん韓国人)は、、、船上で初めて会った知らない人たちです(笑)
ダレダ、アンタタチ?
そんなこんなで盛り上がっていると、船長の「イルカがいたぞー!海に入れー!」の合図があり、みんな一斉にダイブ。
ここまでは楽しかったんだけどなぁ。
実際は水中でイルカが泳ぐスピードは凄まじく、イルカらしき巨大な塊が猛スピードで目の前を横切るのを一瞬見ただけでした。
水族館のショーなどで、インストラクターのお姉さんたちがイルカにつかまって観客に手を振りながら優雅に泳ぐ姿を見たことがある方も多いと思います。
「一緒に泳ぐ」なんてムリムリ。
水族館のを期待してスイム ウィズ ドルフィンのツアーに参加してはいけません!
水族館のイルカは調教済み。海で見るのは野生のイルカなので、人のスピードに合わせてはくれません。
ちなみに私は、目の前をイルカ(らしき巨大な塊)が横切った後、追いかけようと方向転換した結果、、、
両足がつるというアクシデントに見舞われました。
両足ですよ、両足。
もうね、とにかくパニック(笑)
そんな危機的状況でも、海に入る前の注意事項で「何かあったら手を挙げろ。船を寄せて助けてやる」と言われていたことを思い出し、無事に回収されました。
恥ずかしかったなぁ。。。
後で聞いたらこの日は水温が低かったうえ、レンタルのウェットスーツが膝下がない簡素なものだったのがまずかったようです。
そもそも、泳ぐの久しぶりだったし。
いやー、危うく南太平洋の藻屑となるところだった。。。
というわけで、冷たい海でのスイム ウィズ ドルフィンには気をつけなはれや!
それでは今日はこの辺で。