タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

ザガートの新作はアストンマーティンと!

モロモロ立て込んでおり、ここんとこ毎日家にこもって原稿を書いています。

 

おかげでどこにも行けず。。。

 

まあお盆の期間にどこかに行こうもんなら、帰りは間違いなく20kmオーバーの渋滞なので、これはこれでよいかと割り切っております。

 

が、引きこもっているためブログのネタが。。。

 

ということで、いつものようにクルマ関連のニュースを漁っていたら、こんなのが発表されていました。

 

response.jp

 

おおっ!

 

アストンマーティンとザガートのコラボレーション!

 

特にこのシューティングブレークはカッコイイなぁ。。。

 

ザガートといえばイタリアのカロッツェリアですから、アルファロメオアバルトなんかのイメージが強かったんですけどね。(厳密に言えば英国の資本が入ってるらしいですが、まあそこは置いときましょうw)

 

が、ザガートのウェブサイトを見たら、ザガートは1960年にアストンマーティンのDB4 GTZを手掛けていたんですね。

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絵しかありませんでしたけど(笑)

 

カロッツェリアは英語で言うところの「コーチビルダー」です。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、イギリスなんかではベントレーのカスタマイズ部門になっているMulliner(マリナー)とか、ロールス・ロイスなんかがコーチビルダーとしてよく知られていますね。

 

コーチビルダーはいちからクルマを作る場合と、すでにある車両に手を加えて限定車扱いでリリースする場合があります。

 

前者はベントレーのMullinerが、エリザベス女王のリムジン製作を手掛けたあたりが良い例でしょうか。

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画像:ベントレー モーターズ公式ウェブサイト(http://www.bentleymotors.com/en/world-of-bentley/mulliner/the-coachbuilt-car/queens-state-limousine.html

 

後者は、まさに今回のザガートのような例です。

 

私はどちらかというと後者の方が好きですね。

 

メーカーのデザインを活かしながらも、新しい風を吹き込んでくるコーチビルダーのセンスに惹かれますから。

 

こういった業者の有無が、日本と欧州の自動車文化の深さの違いとなっているような気がします。

 

日本では光岡自動車がコーチビルダーに近い存在かもしれませんが、うーん、ちょっと独自色が強すぎるかなぁ。そもそも光岡が「我々はコーチビルダーだ」って言ってませんから。。。

 

日本にも欧州に負けないコーチビルダーが出てきたら、もっともっと面白いクルマが生まれるような気がするのですがね。

 

それでは今日はこの辺で。

グアムのガイドよ、「よっこいしょういち」が通じる世代は減りつつあるぞ

今日は終戦記念日

 

いろいろ思うところはありますが、ここでどうこう書くつもりはありません。

 

とはいえ、過去に何があったかを、客観的事実に基づいて知っておくことは非常に重要だと考えます、とだけ主張しておきます。

 

先月のグアム出張の話ばっかりで申し訳ないのですが、現地でリバークルーズに参加したときのガイドが、階段を登るときに「よっこいしょういち!よっこいしょういち!」と言っていた話です。

 

念のため書いておきますが、この元ネタは太平洋戦争終結後、28年間の長きにわたりグアムのジャングルに潜んでいた旧日本軍の元軍曹・横井庄一さんにちなんだもの。

 

オッサンたちが立ち上がるときに「よっこいしょういち」なんて、ネタとして言っているのを聞いたことがあるでしょう? 文字にして説明するともの凄く恥ずかしいですね(笑)

 

このリバークルーズで訪れる川は、その横井さんが潜んでいたジャングルのすぐ近くで、こんな感じの場所を通ります。

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しかも途中で下船し、グアムの先住民であるチャモロ人の遺跡(建物の土台であるラッテストーンがある)や、チャモロ人が住んでいたといわれる洞穴などを見ることができます。

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ラッテストーンです。これだけ見ても何かわかりませんね(汗)

 

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この洞穴↑に行くまでの階段を登るときに出てきたのが、前述の「よっこいしょういち」だったってわけです。

 

これ以外にも「レッツゴー!ヒロミゴー!」とか、なんでお前らがそんな名前を知っとるんじゃwというツッコミどころ満載のツアーでした。

 

参加者を楽しませようという彼らなりの工夫なのでしょうね。ある意味ではネズミの国のアトラクション「ジャングルクルーズ」よりも面白かったです(笑)

 

ただ、このガイドたちのネタ、お察しのように微妙に古いため、若い参加者は即座に理解できていなかったようです。

 

チーム・メディアの最年少、24歳の女子に「横井庄一さんって聞いてピンとくる?」と尋ねたところ、、、

 

「うーん、何かで聞いたことはありますけど、何をした人かは知りません…」

 

とのことでした。やっぱりね。。。

 

これも戦争の記憶が風化していく一例なのでしょうか。

 

ちなみにチーム・メディアの最年長は60代のM.Oさん。このガイドから「横井さん!横井さん!」って呼ばれてました(笑)

 

いずれにしても、「よっこいしょういち」が通じる世代は減りつつあります。グアムのガイドさんたち、若者に通じる新しいネタの準備にかかった方がいいよー。

 

それでは今日はこの辺で。

力士とクルマの運転、若花田 vs フェラーリF40(笑)

力士と運転の関係についての記事がありました。

bestcarweb.jp

 

この記事によると、力士は運転免許は取得できるものの、現役力士は運転をしてはいけないそうです。

 

なるほど。ひとつ勉強になりました。

 

この記事を読んで思い出したのが、1990年代初頭の若貴ブーム

 

今の貴乃花親方が弟の貴花田(後に貴乃花)で、そして今はタレントになった兄の若花田(後に若乃花)の兄弟に加え、曙や武蔵丸といったハワイ勢が覇を競い合った時代です。さらに「技のデパート」の異名をとった舞の海や、金星コレクターの安芸乃島、超高速回転のつっぱりで人気だった寺尾など、個性的な力士がいて、見ていて楽しかったものです。

 

当然、若貴兄弟は本場所がないタイミングでバラエティー番組などにひっぱりだこでした。

 

海外巡業なども行われていましたから、バラエティー番組も海外までクルーを派遣して密着。

 

今日の本題は、私の記憶が確かなら、ヨーロッパ巡業でイタリアを訪れた時のことです。

 

若花田はクルマ好きとして知られていて、番組の企画でフェラーリ本社に行ったんじゃなかったかなぁ。

 

そこで念願のF40とご対面。

 

しかし身体がデカすぎてF40のシートには座ることができず(笑)、悲しそうな顔でF40を眺める若花田の表情が映されていましたっけ。

 

ちなみに、世界的なオペラ歌手のパヴァロッティもF40を注文しましたが、恰幅が良かったため「F40を買ってもシートに身体がおさまらないだろう」と揶揄されていたそうです。

 

前述の記事にある写真は、石浦関がマクラーレンから化粧まわしを贈られたときのものだそうですが、仮に運転が許されていてもマクラーレンのシートには座れないのでしょうね。。。

 

クラシックカーのキャデラックとかなら、フロントもベンチシートですから余裕で乗れると思うんですけどね。

 

そういう意味では力士のみなさん、ちょっと可哀想かも(笑)

 

それでは今日はこの辺で。

ホテルオークラ東京の思い出

現在、ホテル業界のある重鎮の講演内容を記事化する仕事をしています。その講演の中で、その重鎮は現役時代から「目配り・気配り・心配り」の「三配り」ができるよう、社員に教育してきたという話がありました。

 

さらに、そういったレベルの高いホテルマンがいるような「フルサービスのホテルが日本には不足している」という話も。

 

フルサービスのホテルというのは、客室だけでなく宴会場、レストラン、バーなどをひととおり揃えたホテルのことです。ホテルだけで滞在が完結する、と言えばよいでしょうか。

 

一番わかりやすい例を挙げると、帝国ホテル、ホテルオークラホテルニューオータニの御三家がこれに該当します。大阪だとリーガロイヤルというハイレベルなホテルもありますね。

 

もう11年も前の話ですが、私が旅行業界誌の記者だった頃、ある国の政府観光局が主催するパーティーに取材で出かけました。その会場が、タイトルにもあるホテルオークラ東京だったわけです。

 

今日はその時に体験した、オークラのホテルマンの対応について触れてみたいと思います。

 

パーティーが終わり、観光局の広報担当の方にも少し話を聞いて、ひととおり取材が終わったので会社に戻ろうと、虎ノ門駅に最も近い出口に向かったところ、、、

 

外はゲリラ豪雨

 

バッグに大きなカメラを入れるかわりに、折り畳み傘を会社に置いて出かけてしまったことを、激しく後悔しました。

 

すでに夜の8時を過ぎていましたし、会社ではデスクが私の戻り=記事を待っています。当時はノートPCを支給されておらず、ホテルのロビーで記事を書いて送って直帰、なんてこともできませんでした。今のように無線LANなんてほとんどなかった時代ですからね。

 

なので、どうしても会社に戻って記事を書かねばならなかったわけです。

 

困り果てていたところにホテルマンが通りかかったので、「傘が買える売店はありますか?」と尋ねてみました。

 

そのホテルマンは丁寧に売店への行き方を教えてくれたので、お礼を言って売店に向けて歩き出したところ、、、「お客様、少々お待ち下さい!」と呼び止められました。

 

バックヤードに消えたそのホテルマンを待つこと1〜2分。戻ってきた彼の手には、ビニール傘が握られていました。

 

その傘を私に差し出し、、、

 

「他のお客様がお忘れになった傘ですが、どうぞお使いください。保管期限が過ぎている物ですから、ご返却いただかなくても結構ですよ」

 

と言ってくれたのです!

 

何度もお礼を言って傘を受け取り、出口を出ようとする私に、、、

 

「どうぞお気をつけて」

 

という優しい言葉までかけてもらいました。

 

私、宿泊客でもなんでもないんですよ。たまたま取材で来ただけなんです。オークラにとっては1銭の儲けにもならない完全なガヤ。にもかかわらず、この対応です。

 

「突然の雨で困っているようだが、わざわざ傘を買うのも気の毒だ」と思って呼び止めてくれたのでしょう。

 

もう感激です。この瞬間にオークラファンになっちゃいました(笑)

 

これこそ前述の重鎮が話していた「三配り」だと思います。

 

虎ノ門駅まで歩きながら「いつかこのホテルにプライベートで堂々と泊まりに来れるような男になろう」と心の中で誓ったのを、今でも鮮明に覚えています。

 

あれから11年。まだまだ「堂々と」泊まりに行ける男にはなれていませんが、現在オークラが行っている本館の改修が終わる頃には、そうなっていたいと思います。

www.hotelokura.co.jp

 

それでは今日はこの辺で。

グアムのきれいな海をミサイルで汚すな!

北朝鮮のミサイル騒動で、グアムが標的になるような情勢ですね。

 

この時代にあれだけの蛮行をはたらく北朝鮮に対し、声を大にして言いたい。

 

いい加減にしろ!

 

ミサイル作る金があるなら、飢えた民衆に食料を渡しなさい!

 

7月にグアムに行き、グアム準州政府観光局の本局長から「グアムがいかに日本市場を重視しているか、日本人に快適に旅行してもらうための投資は惜しまない」という意気込みを聞いてきたところです。

 

このブログでも何度か触れてきましたが、旅行産業は平和の上に成り立っています。

 

かつて、グアムも太平洋戦争の激戦地の1つでした。

 

今でも米軍が上陸した地点には、旧日本軍の大砲や高射砲などが残されています。

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こんなに海はきれいなのに、こういう物騒なものがあるというのは、やはり違和感を覚えずにはいられません。

 

さらに、グアムが日本領だった頃は、陸軍の将兵たちは現地の人々にずいぶんひどいことをしたようです。(現地の方の記録によると、海軍の将兵はみな優しかったのだとか)

 

恨まれても仕方ない歴史ですが、今のグアムの人たちはとっても未来志向。

 

過去は過去として、ああいうことが二度と起こらないよう、日本のみなさんとはお互いを理解し合って前に進みたいという意識なのだそうです。(国が違うと考え方がずいぶん違うものです)

 

今ではグアムは、太平洋戦争の激戦地だったのがウソのように、観光客=平和の象徴で賑わう島になっています。

 

平和じゃないと繁栄できない旅行産業ですが、旅行業界の偉い人たちが「観光には平和を維持する力だってある」と口を揃えて言うのも、あながち夢物語ではないと、私も最近になって思うようになりました。

 

もし、北朝鮮が本気でグアムにミサイルを撃つというなら、こんなきれいな景色が見られなくなることになります。

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そんなことは絶対に許せません。

 

それでは今日はこの辺で。

常套句「◯◯史上最も速く〜」が付くクルマ

新型がリリースされるたびに、ニュースリリースなどで「◯◯史上最速の〜」とか「◯◯史上最もパワフルな〜」というクルマがあります。

 

例えばこれ。

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画像:ポルシェジャパン公式ウェブサイト(http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gt2-rs/

 

新型ポルシェ911 GT2 RSです。

 

スペシャルサイトの文言がこちら。

これはポルシェ史上最もパワフルな911で、スーパースポーツカーに匹敵するパフォーマンスを誇ります。

 

最高出力700PS/7,000rpm、最高速度340km/h、0-100km/h加速2.8秒というパフォーマンスです。

 

納得。

 

911の最上位モデルですから、「ポルシェ史上最速の〜」というのは新型が出るたびに必ずついて回ります。

 

それからこちら。

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画像:フェラーリ・ジャパン公式ウェブサイト(http://812superfast.ferrari.com/ja/start

 

フェラーリ 812 Superfastです。

 

こちらもこんな言葉で紹介されています。

史上最速かつ最もパワフルなフェラーリ

 

812のパフォーマンスもこのとおり。

 

最高出力800CV/8,500rpm(CVはPSと置き換えてOK)、最大トルク718Nm/7,000rpm、最高速度340km/h、0-100km/h加速2.9秒。

 

実は私、このクルマの発表会に潜入に成功(正規の手続きは踏んでますw)しまして、その際にも「フェラーリ史上〜」のフレーズが飛び交っていました。

 

後で関係者に聞いた話ですが、フェラーリの場合、V12エンジン搭載の最上位モデルは、新型が出れば必ずこの文言を冠して紹介することになるんですよね」だそうです。

 

そりゃそうだ(笑)

 

とはいえ「812はV12自然吸気エンジンの最後のモデルになるかもね」なんてことを言うジャーナリストもいます。ヨーロッパの主流が電気自動車にシフトしつつありますから、ヨタ話と片付けるわけにもいきません。

 

もしその予想が当たるとすると、「フェラーリ史上〜」という文言が聞けるのはこれが最後になるかも!?

 

それでは今日はこの辺で。

「Fizz&Co」のド甘いドリンクたち(笑)

そういえば、先月のグアム出張で、こんなお店に行きました。

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看板が小さくてわかりにくいのですが、「Fizz&Co」というカフェです。

 

おじさんには詳しいことはよくわかりませんが、ぺこ&りゅうちぇるがグアムに行った時にインスタグラムにアップしたとかで有名になったお店です。

 

厳密に言うと我々が行った店舗は、彼らが訪れた店舗とは異なるのですが、同じチェーンということで、サンセットクルーズの出発時間までの時間つぶしとして、ガイドさんが連れて行ってくれました。

 

店内はこんな感じ。

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アメリカ〜ンでかわいらしい感じです。

 

イマドキの女子は好きなんでしょうね。

 

ちなみに私たち御一行様の年齢層は、60代男性1人、50代女性1人、40代男性2人という高めの設定(笑)で、このお店に入っても違和感のない20代女子はたった1人という偏った編成でした。

 

はっきり言っておじさんたちにとっては気恥ずかしいお店でした。。。

 

しかも私、何を血迷ったかストロベリーなんちゃらという可愛らしいドリンクを注文。

 

現場ですら「ええっ!のびーさん、それにするんですか?」って確認されたほど、この面構えとのギャップがあったのでしょう。失礼なっ!

 

そしてテーブルに運ばれてきたものがこちら!

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色も色ですが、味もこれまたケミカル感全開のド甘いアメリカン!

 

ほかの皆さんのドリンクも似たようなもんでした。

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ホントはブラックのコーヒーが飲みたかった、なんて口が裂けても言っちゃいけませんよ!

 

私、食事などを残すことってまずないのですが、これは全部飲みきれませんでした。

 

さてさて、このFizz&Coですが、あっちこっちのブログを覗くと、店内どこを撮っても写真映えするお店、なんて書かれています。

 

味はともかく、そういう楽しみ方をしたい方にはオススメなのかもしれませんね。

 

それでは今日はこの辺で。