タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

マツダとルノーのデザイン

ここ数年でマツダはデザインを大幅に変えてきました。

ここまで変えるというのは企業として並大抵のことではなかったはずです。ちなみに、今のマツダのデザインは私の好みでもあります。(レヴォーグとアテンザワゴンで迷いました)

マツダのウェブサイトでは、デザイン担当執行役員の前田育男氏が大いに語っていますので、気になる方はぜひご覧になってください。

www.mazda.co.jp

新型ロードスターや、昨年の東京モーターショーの最大の目玉とまで言われた「RX-VISION」など、攻めの姿勢を見せるマツダ。今後、どんなデザインのクルマを作ってくれるんでしょうか。

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さて、その前田氏の前任者といえば、流(NAGARE)や流雅(RYUGA)といったコンセプトカーのデザインを担当したグローバルデザイン本部長のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏でした。ヴァン・デン・アッカー氏は現在、ルノーのコーポレートデザイン担当副社長として活躍中。コンセプトカー「デジール」は、2013年の東京モーターショーでも展示されました。

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デジールのテーマは「LOVE」。このコンセプトカーのデザイン言語を取り入れたのが4代目のルーテシアでした。だからルーテシアのコンセプトも「ひと目で恋に落ちる」だったそうです。

www.renault.jp

取材でルージュ・フラム・メタリックの4代目ルーテシアを見た第一印象は、「マツダの赤と似てるな」でした。広報の方に聞いたら、ヴァン・デン・アッカー氏の作だということで納得。ヴァン・デン・アッカー氏は親日家とのことですから、グレードのひとつに「禅」の意の「ZEN」という名を採用したというのも彼ならではのセンスですね。

 

このルーテシア以降、ヴァン・デン・アッカー氏はキャプチャーやトゥインゴなどを手がけ、ルノーのデザインを大きく変えていき、現在に至っています。販売台数の多くをカングーに依存してきたルノー・ジャポンですから、商品力のあるクルマが次々と出てくると、イタリア・フランス勢の勢力図が変わりそうで楽しみです。今後もそのあたりの動きを継続してウォッチしていきたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。