ドラミラーならぬドアカメラ。今後はどう進化するのだろう?
昨日に引き続き、テクノロジーシリーズです。
数年前から、ドアミラーの代わりにカメラを使用してモニターで後方を確認するという技術が検討されるようになってきました。
メーカーの開発陣からすればこの構想はもっともっと前からあったのでしょうが、コンセプトカーなどに採用されて我々も見られるようになってきたのが3年ほど前くらいからのように思います。
昨年の東京モーターショーでも、コンセプトカーの多くがドアミラーならぬドアカメラを採用していました。
例えばスバル。
少し分かりにくいですが、少なくとも大きな面積を要するミラーがないことはおわかりいただけると思います。
続いてマツダ。
マツダは2015年の東京モーターショーで発表したRX Visionでもドアカメラを採用していましたが、昨年のショーでも同様でした。
ダイハツは、クラシックカーのコンパーノの現代版とも言えるDNコンパーノを発表しましたが、ミラーはなくカメラが搭載されています。
国産メーカーのみならず、輸入車メーカーでもドアカメラが採用されていました。
アウディが展示していたElaineは、すぐ近くで見ることができました。
一見するとドアミラーっぽいですが、近寄ってみると、、、、
見事にカメラです。
このカメラが捉えた後方の様子を、車内にあるモニターに映し出すのでしょう。
しかしここで疑問が。
モニターで見るなら、カメラの位置はここじゃなくてもよいのでは?
カメラがどんな映像をモニターに映すのか、実際に見たことがないので断言はできませんが、例えばカメラはテールランプの上とかに埋め込む形でもよいような気がします。
もしくは魚眼レンズみたいな視界で、ウィンカーのサイドランプのユニットに組み込むとか。
実用化されるのはまだ先かもしれませんが、自動車が進化してきた歴史のなかで、後方視界だけは鏡というある意味で原始的なデバイスに頼ってきたわけですから、不慣れによる事故などが起きぬよう、違和感の少ないシステムにしてもらいたいと思います。
それでは今日はこの辺で。