スカイマークの改革の本気度
昼食の休憩時にこんなニュースに接しました。
スカイマークはある意味ではLCCの先駆け的な存在ですが、福岡出身の友人が「スカイマークを利用するならば、安さと引き換えに時間通りに出発することを期待してはいけない(笑)」なんて言っていたのを思い出しました。
それくらい定時運航率が低かったのでしょうね。
私はスカイマークと聞くと、ちょうど10年ほど前に起きたある「事件」の印象が色濃く残っています。
その「事件」とは、パイロットが急に体調を崩してしまい、バックアップのパイロットも用意していなかったので運休したというものです。
当然、国土交通省から是正勧告が出され、さすがにその後は同様の「事件」は起きていませんが、控えのパイロットすらいないということに驚きました。
事件発生時、私は旅行業界誌の編集部に身を置いており、航空担当記者が仕入れてきた情報(ここでは書けない…)を聞いたもんで、とにかく何から何までダメダメな航空会社という印象が強く、プライベートで積極的に使おうという気分になれませんでした。
何よりも、よくもここまで倒産せずにきたもんだと思います。やはり安さは力なのか、と。
上の記事では、スカイマークが定時運航率を向上させるべく、社長をはじめ各部署横断で取り組んでいるという本気の姿勢がうかがえるような気がします。
LCCが群雄割拠の様相を呈している今の時代において、この航空会社を生まれ変わらせる最後のチャンスなんじゃないかとさえ思えてきます。
スカイマークは定時運航率で日本航空を上回って1位になるという大きな目標を掲げているようですが、1位になったうえでそれを維持できて初めて「改革できた」と言えるのではないでしょうか。
関係者のみなさんの奮闘に期待します。
それでは今日はこの辺で。