トヨタ敗戦の弁とWEC残り6戦で最高のパフォーマンスを期待
TOYOTA GAZOO RACINGのウェブサイトにル・マンの敗戦の弁が掲載されましたね。
ドライバー9人のコメントに加え、豊田章男社長の長文のコメントがありますので、お時間のある方は上の記事をご覧ください。
昨年はあまりにも劇的な幕切れ、事実は小説より奇なりを地で行くドラマチックな展開でしたから、ある意味では気持ちの面で逃げ場があったと思います。
一方、3台すべてがトラブルに見舞われた(9号車は追突されてのリタイヤなので気の毒でしたが)今年は、ただただ厳しい現実を突きつけられたわけですから、トヨタにとっては昨年よりダメージが大きいかもしれません。
ドライバーもエンジニアも、並の精神力ではここから気持ちを立て直すのは辛いことかもしれませんが、どうやら来年もル・マンには出そうなので、なんとか頑張ってほしいものです。
さて、ル・マンは終わりましたが、全9戦で争う世界耐久選手権(WEC)は続いていきます。第3戦のル・マンは、ポイントが2倍。WECの中でもポイントが2倍に設定されているあたりに、ル・マンでの勝利や入賞がいかに価値があるかがわかります。
第1戦と第2戦で優勝し、ドライバーズランキングで首位だったトヨタの中島/ブエミ/デビッドソン組ですが、ル・マンの結果によりポルシェに逆転され、なおかつ差が21ポイントに広がってしまいました。
WECは残り6戦ありますが、ポルシェはマシンをル・マン仕様からWEC仕様に変えてくる、なんてウワサもあるようです。
10月には富士スピードウェイで第7戦が行われるだけに、消化レースになっていないことを願うばかりです。
普段はトヨタのクルマにあまり興味のない私ですが、モータースポーツで日の丸を背負って走れるのは企業の体力的にもトヨタくらいしかいません。残り6戦で最高のパフォーマンスを発揮してもらい、諦めずになんとか頑張ってほしいと思います。
それでは今日はこの辺で。
ESTAってのを申請してみた
来週の木曜日から5日間の日程でグアムに出張です。
11年半前に初めてグアムに行きましたが、その時も仕事。リゾート地には仕事で行くもんじゃないと痛感した出張でしたが、11年の時を経て悪夢再び!です(笑)
これだけ時間が経ってますから、いろいろ変わっているでしょうね。現地の変わりようは行ってみなきゃわかんないですけど、行く前の準備段階で、当時は不要だったことができました。
それが電子渡航認証システム「ESTA」です。
定められたフォーマットに必要事項を記入して、オンライン上で申請は完了。これを申請して承認されていれば、入国時にESTA専用レーンで入れるらしく、「その利便性を体験する」というのも今回の取材におけるミッションの1つなわけです。
「窓口が開いている時間に行かなきゃならん…」という申請ではありませんから、会社などにお勤めの方でも安心。手軽といえば手軽なのですが、、、
項目が多くてフォーマットを埋めていくのに結構時間がかかりました(泣)
何のために使うのか知りませんが、「両親の名前」なんて記入必須の項目もありました。それから、フリーランスの私が困ったのが「勤務先」の項目。「過去の勤務先でもよい」とあったので、一昨年退職した会社の社長の名前と住所を入れておきました。
私が何かやらかしたらあの爺さんに米国当局から何かあるんでしょうかね?
それはそれで楽しいかも!
そんなこんなで申請を終え、無事に承認されました。有効期限は2019年の6月19日ですから、それまでに米国本土やハワイに行くことがある場合は、申請は必要ないんですかね。よくわかんないですけど。
昨年のベトナム取材と異なり、スケジュールはかなりタイトだと思いますが、時間が許す限り、現地で感じたことをこのブログに書いてみようかと思います。
それでは今日はこの辺で。
残念無念!ル・マン24時間
無念も無念。
トヨタは総合で表彰台にすら上がれませんでした。。。
それにしてもLMP1クラスのエントリーは、ポルシェの2台とトヨタの3台を合わせたわずか5台。アウディの撤退があったとはいえ、ちょっと寂しいですよね。
いろんなメーカーが参戦するともっと盛り上がると思うのですが、現在の自動車業界は、VWグループとかプジョー・シトロエングループといった「グループの縛り」があるため、メーカー単独で決定できないのかもしれません。
おかげで総合2位と3位がLMP2クラスという結果。
まあ、全体的にLMP2クラスの速さが目立っていましたし、LMP2クラスは全車がニューマシンだったのにこの結果というのは驚きです。
豊田章男社長がレース後にコメントしていましたが、小林可夢偉がファステストラップを記録するなど「速さ」では最高のパフォーマンスだったと思います。しかし、昨年と同様に「強さ」を見せたのはポルシェでした。
章男社長は最後に「次回、また応援してください」と言っていましたので、おそらく来年もル・マンに出てくれると思います。ポルシェとの差がどこにあるのか、そして速さと強さを両立する術はあるのか、を徹底的に分析して勝利につなげてもらいたい!
それでは今日はこの辺で。
さあ始まった!ル・マン24時間レース!
さあ、始まりました!ル・マン24時間!
トヨタがトップを走行していますが、まだスタートから2時間も経っていないので何の意味もないですかね。
今年は豊田章男社長が現地入りする気合の入りよう。
天覧レースでチームにはプレッシャーなんじゃないかと思いましたが、社長はドライバーに「楽しんで走ってこい」と声をかけたそうです。
そのあたりの帝王学はさすがですわな。(なかにはドライバーに「マシンを壊すな」とか「絶対に勝て!」とか平気で言っちゃうチームの代表もいるそうです)
それから、GTE Proクラスでフェラーリとポルシェが抜きつ抜かれつの争いを展開しています。3番手争いなのにね(笑)おかげで同クラスのトップであるはずのアストンマーティンがあまり映らないという。。。
まだまだ道のりは長いですが、明日のこの時間には笑っていられるように頑張ってほしいです。
それでは今日はこの辺で。
ボンネットのエアインテーク話で盛り上がる
今日は北関東での仕事だったため、帰ってきてから夕飯を食べてゆっくりしてたら日付が変わっちゃってました(汗)
で、クライアントさんが始めて私のクルマを見たわけですが、ボンネットのエアインテークの話で盛り上がりました。
クライアントさん
「こんなに大きなエアインテークが必要なんだろうかwww」
のびー
「機能的には必要ないですよ!でも、マーケティング的には必須のデザインだと思いますwww」
たしかに必要以上に大きなボンネットの開口部。
レヴォーグ発表時、エアインテークに対しては「先祖返りしやがった」とか「古臭い」とか「ガンダム世代にしか受けない」とか、さんざんな言われようでしたが、、、
先祖返りしやがった → BC/BF系レガシィから受け継がれてきたDNA
古臭い → オンリーワンでむしろ新鮮。それに飽きがこない
ガンダム世代にしか受けない → その世代(ほんの少しだけ下ですが)なので気にならない
選んで買って乗ってる身としては、すべてがポジティブな要素です(笑)
レヴォーグは前面投影面積が少ないからエアインテークをなくすとのっぺりした印象になるから付けた、という開発陣のインタビューを読んだことがあります。そんなことよりも、私みたいなのを絡め取って販売するマーケティング手法としては、必要不可欠な要素だったのだと、私は推測しています。いや、憶測かw
こういう話で盛り上がれる人と仕事ができて、ホント幸せ。
それでは今日はこの辺で。
予選1日目で可夢偉が暫定ポール獲得!
決勝まで静かに見守るつもりでしたが、ついにル・マンの予選が始まりましたので、おとなしくしていられません(笑)
好調だった公式テストに続き、トヨタが予選1日目を1番手と2番手のタイムで終えました。
今シーズンは小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ステファン・サラザン組が駆る7号車の方が調子が良さそうですね。去年、悔しい思いをした中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン組の8号車も悪くはないので、やっぱり期待しちゃいます。
ただ、上の記事で小林可夢偉選手もコメントしていますが、24時間レースにおける予選の順位はそれほど大きな意味を持ちません。24時間走り続けてフィニッシュできたチームとクルマが強いわけですからね。
去年、トヨタのチームはもちろんですが、見ている我々でさえそれを痛感したじゃないですか。
ポルシェもしっかり3番手につけていて、トヨタと大きなタイム差がありません。今年のポルシェ919も戦闘力はかなり高いと見るべきでしょう。
本音ではアウディを交えた三つ巴の戦いで強さを証明するトヨタを見たかったのですが、今年はポルシェと一騎打ち。絶対に勝ってほしいですね。
健闘を祈りましょう!
それでは今日はこの辺で。
RX-9が東京モーターショーでお披露目!?
こんなニュースがありました。
RX-7はどちらかというと若者向けのスポーツカーでした。今、ケーブルテレビで『頭文字D』を放映していて、高橋兄弟がFCとFDに乗ってるんですよね。ちなみに今日のエピソードは、シルエイティと碓氷峠でバトルしている話です。知ってる人は思い出して笑ってくださいな(笑)
RX-8になって観音開きのドアという意味があるのかないのかわからない機構を採用するなど、RX7ほどの人気はなかったように記憶しています。
で、上の記事で紹介されているRX-9は、1000万円クラスの高級クーペ&オープンとしてデビューするのではないか、と予想されています。
レクサスのLCが好調ということで、それに追随しようという腹なんでしょうか。
マツダに1000万円クラスのクルマの高級感を出せるか、というのが非常に気になるところです。(プラスチック感がすごいとか、写真ほど高級感はないとか、さんざんの評判ですからねぇ)
RX-9は、おそらく2015年の東京モーターショーで注目を集めたコンセプトカー「RX- VISION」のデザイン言語が多分に取り入れられると見られています。
これがそのまま公道に出てきたら最高なんだけどなぁ。
このブログを始めてから繰り返し書いていますが、スポーツカーをはじめとするスペシャリティカーが各車からリリースされるというのは、この業界が活発であることの現れではないでしょうか。
株価やらなんやらを持ち出して「まだまだだ」って言う人もいるでしょうが、自動車業界は各車それぞれのカラーが出てナンボですから、数字だけで語れないと思うんですよね。
まずは今年の東京モーターショーを楽しみに待ちましょう!
それでは今日はこの辺で。