訪日外国人旅行者数の増加のスピードがすごい!
先日、東京スカイツリーの建設中の姿を収めた写真を掲載しました。
お時間のある方はこちらをどうぞ。
この記事で紹介したのは、2010年2月の東京マラソンの開催日でした。
N君の勇姿を写真に収めた後、浅草の仲見世をT君とブラブラ。
冷たい雨が降りしきる中、N君は必死で走っているときに、私とT君はあったか〜い甘酒をすすっていました(笑)
この時はT君と「いやー、外国人の姿が多いねぇ」なんて言いながら歩いたのを覚えています。
気になって調べてみたら、2010年の訪日外国人旅行者数は861万1500人。当時の過去最高を更新したということで、大騒ぎだったのを覚えています。(この時は私は旅行業界誌の編集部にいました)
あれからわずか6年で、外国人旅行者数は2403万9000人(2016年)と、3倍増です。
今年も外国人旅行者の増え方は凄まじく、1〜10月の推計値では前年同期比18.3%増の2379万1500人。仮に11月と12月が前年並に推移したとしても、およそ2800万人になります。
今のところ外国人旅行者が日本への旅行を躊躇するような事態(北朝鮮が日本の領土・領海内にミサイルを撃ち込む、とか)はありません。11月、12月も前年の実績を上回るのは間違いないでしょうね。
今年の夏頃には、旅行業界内の一部で「3000万人に届くかも!」という楽観論を語る人をちょっとだけ笑っていましたが、本当にそんな数字になりつつあります。
まあねぇ、これだけ税金を使って、海外にマーケティングを行う事務所を構えて宣伝し続ければ、このくらいの数字は当然といえば当然なのでしょうが。
いずれにしても、経済効果はバカにならないでしょうね。
あとは、861万人だった2010年でさえ有名観光地では「外国人が多い」と感じたくらいですから、政府が目標として掲げる4000万人、6000万人が実現したら、我々日本人の暮らしにはどのような影響が出るのか、心配ではあります。
期待と不安が入り交じった複雑な心境ですが、もう後戻りはできないところまで来ています。
住んでよし、訪れてよしの日本になっていくことを祈るばかりです。
それでは今日はこの辺で。
騒動ニモ負ケズ……。スバルのS208に購入希望者殺到かぁ
TMS 2017で公開されたスバルWRX STI S208ですが、450台限定にもかかわらず、なんとその6倍もの購入希望者から応募があったそうです。
スバルでも完成車検査を無資格者が行っていた事実が明るみに出たのは、このクルマの商談エントリーが始まったタイミングの数日前だったと思います。
それでもこの人気ぶり。
ある意味ではこの手のクルマを欲しがる人は、完成検査の内容が時代に合うものではなくなっていて形骸化していることを理解していたのかもしれませんね。
どうも世論的に、日産の方が悪者にされているように感じるのですが。。。
どっちも似たり寄ったりなんですけどね(笑)
それに他のメーカーでも多かれ少なかれやっていたのではないでしょうか。
以前も書きましたが、これを機に完成検査のあり方を議論して、廃止するなり残すなら検査内容を刷新するなり、前向きな方向にもっていってもらいたいと思います。
さてさて、S208ですが、TMSのスバルブースでも大人気でした。
フロントはSTIのパーツが使われていますけど、基本的にレヴォーグやS4と一緒。
展示車両はニュルブルクリンク チャレンジパッケージ カーボンリアウィングかと思われます。こんなに巨大なリアウィングが付いてますから。。。
はっきり言って、公道で走る分にはこんな空力パーツは不要じゃないのかと思いますが、そのへんはスバリストの皆さんにとっては関係ないのでしょう。
ちなみにこのクルマの価格は、S208が626万4000円、S208 NBR チャレンジパッケージ カーボントランクリップが689万400円、S208 NBR チャレンジパッケージ カーボンリアウィングが710万6400円です。
日産GT-Rと比べればお安い価格設定ですが、国産車、しかも2リッター車と考えると、、、これは高い!
スバリストって、そんな金持ちでしたっけ?(笑)
S208のすぐ隣には、こちらも限定100台というBRZ STI Sport クールグレーカーキエディションも展示されていました。
取材が始まっちゃったので内装を見ることはできませんでしたが、たしかシートの中央部はブラックのアルカンターラで、サイドがパープルのレザーだったと思います。
レヴォーグのSTI Sportもそうでしたが、パープルしか選択肢がないというのはちょっと見直してもらいたいなぁ。。。
この2台はもっとじっくり見たかったのですが、特別招待日だったにもかかわらず、人が途切れませんでした。
一般公開日の混雑は、こんなものではなかったのでしょうね。
限定車なので、ディーラーのショールームで見ることができないクルマだけに、この会場で見ることができてよかったです。
それでは今日はこの辺で。
東京スカイツリーが建設中だった頃の姿は…
今やすっかり東京都の新名所として定着した感のある東京スカイツリー。
隅田川とセットにするととても画になるので、隅田川にかかる橋の上には、アマチュアカメラマンたちが三脚を立てて撮影している姿を見たことのある人も多いのではないでしょうか。
携帯電話のカメラでちょちょっと撮っただけでも、こんな風になりますからね。
6年前まで、私はJR常磐線の沿線に住んでいたため、毎朝通勤時にスカイツリーが高くなっていく様子を見ていました。
当時は今ほどSNSが隆盛を極めていなかったこともあり、残念ながら建設中のスカイツリーの姿はほとんど写真に収めていませんでした。
1度だけ、登山仲間のN君が2010年の東京マラソンに出場したときに、T君と一緒に応援に行ったついでに、浅草で建設中のスカイツリーを写真に収めていました。
上の方は雲で隠れているように見えますが、よく見ると建設用のクレーンがあるのがわかると思います。
ほら。
そしてこの日のベストショットがこちら。
左から建設中のスカイツリー、ジョッキに注がれたビールを象ったアサヒビールタワー、う◯こビル、の三役揃い踏みです(笑)
う◯こビルの正式名称は「スーパードライホール」で、オブジェはう◯こではなく黄金の炎なのだそうです。ちょうど清掃中だか塗り替え中だかで、話題になってましたね。
アサヒビールタワーの壁面には、建設中のスカイツリーが映っていました。
もうスカイツリーは完成形しか見ることはできませんが、こうやって建設中の姿を見ると、本当にとんでもないもんを建てたな、と思います。
ちなみにこの日、浅草からゴール地点のお台場までシーバスで行こうと思っていたのですが、前日にチリで地震があり、津波の影響があるかもしれないということで、全便欠航でした。
そんなことは知らず、初マラソンだったN君の姿を雷門の前で写真に収め、T君と一緒に仲見世でのんびり甘酒なんぞをすすっていたら、、、
ビッグサイトでN君のゴールシーンを見逃したでござる(笑)
いやー、30km地点を過ぎてもペースが落ちなかったようで。
こうして感想記念タオルとともに写真を撮ってあげましたが、この後の打ち上げで感動のゴールシーンを見逃したことを白状。笑って許してくれました(笑)
建設中のスカイツリーの話を書いていたら、そんな思い出まで蘇ってきた次第。
それでは今日はこの辺で。
そういえば新型シルビアはどこいった!? TMS 2017日産ブース
東京モーターショー2017が閉幕して1週間が経ちました。
ふと思ったのが、日産ブースのこと。
新型シルビアのコンセプトカーがなかったぢゃないか!
「TMS 2017に出展される可能性がある」なんて報道があったときは、こんな記事を書いちゃいました。。。
今回の日産ブースは、コネクティビティとゼロエミッション、e-Powerと、完全にスポーツカーなどが無視された形でした。
目玉となったコンセプトカーはこちら。
日産「IMx」だそうです。
インテリジェントの「I」と、モビリティの「M」なんだって。
ステージでのショー(?)も、ネットとクルマの融合、そして自動運転という、いかにもやっちゃえ日産的な内容でした(笑)
あとは、発売したばっかりなので仕方ないとはいえ、リーフのゴリ押し。
さらに、リーフのNISMO仕様までありました。
ゼロエミッションとNISMOのロゴの不釣り合いっぷりがね(笑)
結局、最も人が多かったのはこちら。
みんな大好きGT-R。
リアサイドについているRのバッジは不敗神話のワゴンRだ!
元ネタをご存じの方だけ笑ってください。。。
それにしてもシルビア。。。
ああいったニュースは大抵がメーカーが意図的にリークするものなのですが、やっぱり例の騒動で自粛したんだろうか。。。
その後、新型シルビアについて何の公式発表もありません。
壮大なドッキリってことはないですよね?(笑)
それでは今日はこの辺で。
「熊野トラベル」が業績好調、旅行の本当の楽しさは「ノープラン」だ!
田辺市熊野ツーリズムビューローがJR紀伊田辺駅前で営む旅行店舗「熊野トラベル」の業績が、開店3ヶ月で470万円にのぼっていることが報じられました。
主な客層は外国人旅行者で、「ノープラン」「ノー予約」で当地を訪れる外国人に、宿泊施設を紹介したり見どころを紹介したり、オリジナルグッズを販売したりしているそうです。
上の記事には、熊野ツーリズムビューローの方のコメントとして「予約をせずに田辺に来る“ノープラン”の客が多いことがわかった」とあります。
実は、旅行の本当の楽しさって、この「ノープラン」にあると私は考えています。
パッケージ旅行に慣れた日本人には考えつかないスタイルですが、外国人にとっては珍しいスタイルではありません。
同じ宿泊先で出会った他国からの旅行者に、「◯◯は良かったぞ」と教えてもらい、翌日はそこに行ってみる、なんていうのも当たり前。バックパッカーズのような安宿に泊まっていれば、そういった傾向はなおさら強まります。
私がニュージーランドに滞在していた時、クリスマスから新年にかけて南島を1周したのですが、その際はいつどこで何泊するかだけを決めておき、現地ですることは行ってから決めました。
その結果、12月31日から2日間滞在したカイコウラでは、ホエールウォッチングに参加。観光案内所で見どころを聞いたら、「ここに来たらホエールウォッチングだろう!明日の船に空きがあるかどうか聞いてやるよ」と言われ、あれよあれよと手配完了。
クジラやイルカが有名な町であることは知っていましたが、まさか船に乗って沖合でクジラ見ることになるとは思ってもみませんでした。
ちなみに当時、ニュージーランドの観光案内所は民営に近く、案内所で手配した案件は、その料金の5%を上乗せした金額を観光案内所に旅行者が支払う、というものだったと記憶しています。(例:10ドルのバックパッカーズの予約を案内所に依頼すると、旅行者は10ドル50セントを案内所に支払う)
スタッフによりますが、カイコウラの案内所スタッフのように熱心に勧めてくれることもよくありました。
新年早々にクジラのこんな姿を見たら、良い年になるのは間違いない!って思っちゃいます。
超音波をキャッチする機材でクジラを探すので、ほぼ間違いなく遭遇します。このクジラは3頭目でした。
クジラがいるポイントに向かう間にも、海上を滑空するアルバトロス(アホウドリ)や無数のイルカも見ることができ、行き当たりばったりでしたが、お得感は3倍増となった我々でした(笑)
熊野ツーリズムビューローの方が、「ノープランこそ旅行の楽しさだ!」という結論に至って熊野トラベルを開店したかどうかはわかりません。
我々が思っている以上に、外国人旅行者の行動力は凄まじいものです(彼らにとっては当たり前のことですが)。
そんな外国人旅行者を相手に商売をするなら、「なぜ予約もなしに来たの?」ではなく、熊野トラベルのような「ぶらり旅」に対応してくれるお店が日本各地に現れれば、日本を訪れる外国人旅行者の満足度は高くなっていくと思います。
それでは今日はこの辺で。
新型コンチネンタルGTがベースのレースカーがカッコイイ!
今年8月末に、ベントレーの新型コンチネンタルGTが発表されました。
その後、9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアとなりましたね。
そして今日、新型コンチネンタルGTをベースとしたレースカー「コンチネンタルGT3」が発表されました。
画像:ベントレー モーターズ公式メディアサイト(https://www.bentleymedia.com/en/newsitem/802)
うーん、どう見てもカッコイイ。。。
サイドビューは市販モデルよりも力強さを感じますね。
画像:ベントレー モーターズ公式ウェブサイト(https://www.bentleymotors.com/en/world-of-bentley/motorsport/overview.html#9cd9f74882bb7bb30c5dffaf571adabc)
ちなみにこちらが先代モデルのコンチネンタルGT3です。
画像:ベントレー モーターズ公式ウェブサイト(https://www.bentleymotors.com/en/world-of-bentley/motorsport/europe-race-programme.html)
先代が発表されたときは、あまりのインパクトにド肝を抜かれましたが、新型はより洗練されたフォルムという印象です。
あまりクルマに興味のない方からするとどこが違うんだ?と思われてしまうかもしれませんが、、、
いろいろ違うんです!(笑)
そういえば、タミヤからメルセデスAMG GT3のプラモデルが新発売になるとのことですが、
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.345 メルセデス AMG GT3 プラモデル 24345
- 出版社/メーカー: タミヤ
- 発売日: 2017/11/11
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
こんなふうに、もっとGT3カーをキット化して販売してほしいなぁ。
コンチネンタルGT3とか、コンチネンタルGT3とか、コンチネンタルGT3とか(笑)
完全に私の好みですが。
話を戻すと、ベントレーはヨーロッパで行われているブランパンGTシリーズでドライバーとチームのダブルタイトルを狙っています。
今年は耐久カップのチームのみ1位でシーズンを終えましたが、狙うはあくまでもスプリントカップを含めた総合優勝とのこと。
新型コンチネンタルGT3で、来シーズンこそ最高の結果になることを期待しています!
それでは今日はこの辺で。
「真岡もめん」と無縁ではない益子の「日下田藍染工房」
都内から、というか私の場合は東京都の郊外ですが、益子町に行くには、大泉から東京外環自動車道を使い、川口ジャンクションで東北自動車道へ。そして栃木都賀ジャンクションで北関東道に入り、真岡インターで降りて向かうことになります。
真岡インターのある真岡市(もおかし)は、江戸時代に木綿の生産で栄えました。同市のウェブサイトによると、「真岡」といえば木綿の代名詞だった時期もあったそうです。
開国後は輸入綿糸が流入し、戦後にはほとんど綿産業は途絶えてしまいましたが、昭和61年に商工会議所が中心となって真岡木綿の復興を図り、現在に至っているとのこと。
今の真岡市を中心とする芳賀郡一帯には、こういった綿産業の伝統があるのですね。
今年の春と秋に訪れた益子町も芳賀郡に属する町。陶器以外にも藍染を行っている工房がありました。
それが城内坂交差点から少し登ったところにある日下田藍染工房です。
茅葺きの古民家で、風情があるはずなのですが、何やら南国のような木があるのはご愛嬌でしょうか(笑)
中に足を踏み入れると、そこには藍染で使う「藍場」が。
ここは200年以上続く藍場だそうです。
この日は陶器市ということで多くの人が訪れるからか、裏手には草木染めした布が飾られていました。
これがすべて天然の草木で染められたとは思えないほど、いろんな色が出せるんですね。それに、同じ色でも濃淡にさまざまなバリエーションを出せることも驚きでした。
そして綿から糸をつむぐ糸車もありました。
手前の綿は、すべて自家栽培したものだそうです。
藍染は現在、世界的にも「ジャパンブルー」として評価を高めています。
そういえば陶器市でも外国人の姿をちらほら見かけました。
こういった流れもあり、国内でも伝統の藍染を再評価する動きもあるんだとか。
陶器と藍染めに真岡木綿を絡め、芳賀郡全体で広域観光圏を形成して、国内外にプロモーションするのもアリなんじゃないかと思えたほどです。
益子町観光協会の皆様、私とコラボして世界に打って出ませんか!?(笑)
それでは今日はこの辺で。