タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

益子の陶器市で見た「東日本最大級の登り窯」に大興奮!

東京モーターショーてるみくらぶのネタを書いてしまったため、益子の陶器市に行ってから時間がたってしまいました。

 

あらためまして、今日は1日かけて益子町をぶらつき出会ったモノをご紹介します。

 

まず、当日帰宅してから書いた記事に貼った写真は、城内坂交差点でした。

tabiguruma.hatenadiary.com

ここをスタート地点とし、行きは右側の店を、帰りは左側の店を見ようという作戦です。

 

ちなみにメインストリートは歩行者天国にはなっていませんので、右へ左へと道路を何度も横切るより安全ですし、効率も良いと思います。来年、益子の陶器市に行こうと思われる方は、そんな感じで進むことをオススメしますよ。

 

春の陶器市のときと同様に、我々夫婦は早々に「目移りしちゃって選べない!(笑)」という状態に。。。

 

それでも最終的にはお気に入りの器を見つけることができました。

 

今回は先に戦利品をご紹介。

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外側の縄目の文様が「縄文土器」っぽくて面白かったので購入。これから鍋の季節ですから、その取り皿にちょうどよいサイズです。

 

それからこれは妻が見事な色に一目惚れして購入したもの。

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そば猪口より少し大きめですが、何かと使えそうではありますね。

 

ちなみにこれは300円!益子の陶器市はもともとB品の販売を目的に始まったそうですが、これはその陶器市にあってもさらに「掘り出し物」と書かれたテントで見つけました。

 

よーく見ると、釜の中で薪が爆ぜて釉薬に付いてしまった跡や、内側の釉薬に凹凸ができてしまっています。

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逆に言えばたったこれだけなのに、わずか300円で売ってくれるとは!

 

さすが陶器市ですね。

 

さて、今日のタイトルにもありますが、益子町では大きな登り窯を見ることができます。

 

まずは大誠窯の登り窯です。

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正面から見るとこんな顔 (・o・) みたいですね(笑)

 

横から見ると、こんな風に段々になって上に続いています。

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近づけなかったので、カメラのズームで目一杯まで寄って、中を撮ってみました。

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詳しいことはよくわかりませんが、高温で焼かれているというのはわかります。

 

そして、いよいよ静岡以北では最大といわれている「太平窯」へ。

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こちらは注連縄が張ってありました。

 

大誠窯よりも大きく、かなりの迫力です。

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ご覧の太平窯は現在使用されていませんが、窯の中をすぐそばから見ることができます。

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益子の陶器市は、今回で記念すべき100回目でした。

 

帰りに寄った「道の駅ましこ」では、過去の陶器市の写真パネルが展示されていました。

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益子焼は、江戸時代後期に茨城県笠間市で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことから始まったといわれています。日用品がメインで、大量生産の陶器を得意としており、その大量生産を支えたのが、今回紹介した大きな登り窯だったのですね。

 

ま、いくら大量生産品だといっても、ガチャガチャにするほど品物が余ってるのはどうかと思いますが(笑)

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残念ながら途中から雨が降ってきてしまい、「左側は帰りに」が半分も見ることができませんでした。いつかコンプリートできる日は来るのでしょうか。

 

益子町は都内からだとドライブとしてもちょうどよい距離ですし、地元産の食材を使った食べ物の屋台などもたくさん出ていますので、遊びに行くにはもってこいです。

 

実は今回、益子町で陶器以外のものにも出会いました。

 

その話はまた今度。

 

それでは今日はこの辺で。

経営破綻した「てるみくらぶ」の債権者集会が行われたそうです

今年3月下旬に経営破綻した旅行会社「てるみくらぶ」。

 

上半期の大きな話題となりました。

 

世間ではすっかり存在が忘れられていました(笑)が、11月6日に債権者集会が行われたそうです。

 

一般メディアの報道は、経営破綻時と同様にセンセーショナルな方向に振れています。

 

簡単に見出しをご紹介します。

 

日テレNEWS24

破綻の「てるみくらぶ」債権者集会で怒号

 

NHKニュース

経営破綻の「てるみくらぶ」債権者集会で批判相次ぐ

 

一方、旅行業界メディアは冷静な感じ。

 

トラベルビジョン

てるみくらぶが債権者集会、500名超が参加、粉飾認める

 

実際に集会に参加した債権者でなければ、本当に「怒号」が「飛び交った」のかどうか分かりませんが、そのあたりは私がどうこう言うことではありません。

 

 

トラベルボイスの記事によると、破綻に至ったのはLCCの台頭や航空券の仕入などの環境変化に対し、ビジネスモデルを転換できなかった、ということだそうです。

 

それで赤字販売を続けて資金集めを繰り返し、雪だるま式に負債が増えていったのだそうです。

 

絵に描いたような自転車操業ですね。。。

 

トラベルボイスは詳しくかつ冷静なトーンの記事ですので、興味のある方はご覧ください。

www.travelvoice.jp

 

債権者の中には「家族で記念のハワイ旅行を申込んだのに…」という方もいたようで、お気の毒としか言いようがありません。

 

まあ、てるみくらぶの一連の騒動で私が思ったことは、記念の旅行などは大手を利用するに限る、ということです。

 

さすがにJTBは潰れねえだろう、と(笑)

 

さらに言えば、もう旅行会社に頼らなければならない人は多くない、というのもあります。ネットで航空券を買ってホテルを予約すればOKですもんね。ネットが普及し始めた頃よりも格段に操作しやすくなってますし。

 

 

それにしても、てるみくらぶの経営破綻劇を対岸の火事と決め込むことができる旅行会社はどれだけあるのかなぁ。

 

かつて、大手旅行会社でも「ハワイ5日間1万9800円〜」なんてスポット商品が出ていました(一部は今もある)が、どう考えても赤字ですよ。

 

赤字なのになんで売るのか、不思議ですよね。

 

実は、こういった安い商品で客数を稼ぐと、航空会社から集客実績によって算出されるインセンティブ(キックバック)が支払われるんです。旅行会社はこのキックバックで赤字を補填するわけです。

 

通常のビジネスでは、こんな危なっかしいことはしないでしょうね。表には出てこない話ですが、そんなことをして生きてきたのが旅行業界なのです。

 

多かれ少なかれ、赤字商品で資金を集めるような手法を取らざるを得ない会社も、今なお一部には残っていると思われます。

 

また、てるみくらぶは「環境の変化に対しビジネスモデルを転換できなかった」ために自転車操業に陥って破綻に至りましたが、これを笑える旅行会社は少数派です。

 

旅行用スーツケースに車輪が付いたのは、アポロ計画で人類が月面に降り立ったよりも後だったなんて言われるほど、イノベーションには後ろ向きな業界ですから、市場環境の変化に対応するという部分については、旅行業界全体で真摯に受け止めて取り組んでほしいと思います。

 

お客さんに迷惑をかけて破綻するという最悪のパターンとなりましたが、要は環境の変化に対応できない企業は淘汰される、ということなのでしょう。。。

 

それでは今日はこの辺で。

TMS 2017、来場者数は80万人割れの77万人…

ネットのスピードが今日はすんごく遅い…。

 

KDDIの光にしてから、あんまり光っぽいスピードを感じないなぁ。

 

益子の陶器市の話を書こうと思っていたのですが、写真をアップするだけでとんでもない時間を食いそうなので、今日は東京モーターショー閉幕の話をしてみましょう。

 

各種メディアで「来場者数が前回を下回り、80万人割れの77万人だった」と報じられています。

response.jp

 

前回との差は4万人強。主催者のプレスリリースでも触れられているとおり、一般公開日の初日と2日目が台風の影響で荒天だったことも響いていそうな気がします。

 

それにしても、2回連続で前回を下回るというのはちょっと心配。

 

それに、このブログでも触れましたが、海外メーカーのやっつけ感は深刻です。

 

ワールドプレミアが1つもありませんでしたしね。

 

たとえばルノー

 

2013年は、ルーテシアが現行モデルになった直後で、そのルーテシアのデザインに大きな影響をもたらしたコンセプトカー「デジール」が展示されていました。

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一段高い所に鎮座し、しかもターンテーブルで回っていましたから、ものすごい存在感でした。

 

それが今回は現行モデルを並べただけ。

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今気づきましたが、日本でバカ売れしているカングーすらないですね。。。

 

別の角度から見ても、、、

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やっぱりカングーはありません。奥にはF1マシンがありましたが、スペースを埋めるために仕方なく置いたんじゃなかろうかと思えるような違和感が(笑)

 

 

主催者は「2019年秋に開催」と言っていますが、このまま海外メーカーが離れ続けていくと、空っぽのショーになっちゃいそうで心配です。

 

今回のテーマは「BEYOND THE MOTOR」でしたが、先があるのかどうか、本気で不安になります(泣)

 

70年代や80年代までとは言いませんが、もうちょっと盛り上がってほしいなぁ。

 

それでは今日はこの辺で。

アイサイトver.3でフルアシストのメーターパネルは賑やかになる(笑)

現在手を付けている仕事が、かなり厄介で、しかも切羽詰まっているので間に合わせネタで失礼します(笑)

 

昨日の栃木・益子町へのドライブ中、渋滞にハマって完全停止しているときに、妻にメーターパネルの写真を撮ってもらいました。

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中央に水色で写っているクルマのイラストは、検知している先行車です。

 

その右のアイコンがアクティブレーンキープアシストが作動中、左のメーターとクルマを象ったアイコンは、アダプティブクルーズコントロール作動中を示しています。

 

「85km/h」はクルコンの設定速度、「READY」と「HOLD」は、アイドリングストップ中を意味しています。

 

いわゆるフルアシスト状態なわけですが、、、

 

メーターパネルは賑やかだ(笑)

 

旧車から乗り換える人(2003年型のポロから乗り換えた私も)は、メーターパネルの進化にビビりますよね。

 

そういえば昨年はこんな記事も書きました。

tabiguruma.hatenadiary.com

 

運転支援システムなどの機能が増えると、それをメーターパネルに一斉に表示するようになりますから、一体どのアイコンが何を意味しているのか、全くわかりません。

 

もともとある警告灯や表示灯が点灯したらパニックです(笑)

 

そういうのは取扱説明書に全部書いてあるものですが、あれを読破する人はまずいないでしょう。

 

他メーカーの取説制作に携わっている私が言うのだから間違いありませんwww

 

これが2輪のオーナーだと話が別で、バイク乗りは隅から隅まで取説を読むんですって。作りて側からすると嬉しい話です。(私は2輪は携わっていませんが。。。)

 

それはさておき、益子町の陶器市については、今の仕事が一段落したら書いてみようと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

春に続いて益子の陶器市に出没!

今年の5月に栃木県の益子町を訪れたところ、その日は陶器市の最終日でした。

 

その時の様子はこちらからどうぞ。

tabiguruma.hatenadiary.com

 

その際に「ひょっとすると半年後にまた来るかもしれません」なんて書きましたが、、、

 

来ちゃった(笑)

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春は出展者が撤収の準備をし始めたくらいのタイミングでしたので、実際に見ることができたのは1時間ちょっと。駆け足でメインストリートを半分くらい、しかも道路の片側の店だけを見るのが精一杯でした。

 

その際に「陶器市に来るなら1日がかりだねー」なんて妻と離しながら帰路についたのですが、今回はその教訓を活かして朝7時半に自宅を出発。

 

益子町には10時くらいに着き、1日500円という駐車場に停めて、上の写真のあたりから散策を開始しました。

 

実はすごく天気が良かったのに、午後2時くらいから天気が急変。雨が降り出したため、実は町の様子はあまり撮影できていません。

 

おまけに3連休の中日とあって、帰りは北関東道東北自動車道、外環自動車道で渋滞3連チャン。疲労困憊です。。。

 

というわけで、「益子町秋の陶器市編」の詳細は後日!(笑)

 

それでは今日はこの辺で。

高齢者の運転について

スーパーにちょっと買い出しに行っただけなのに、高齢者の運転で衝突寸前という経験をしました。2回も。

 

ケースその1:見通しの悪い住宅街の路地にて

・携帯電話で通話しながら運転

・左右確認せず

・一時停止無視

 

もうアホのトリプルコンボです。

 

カーブミラーに映ったクルマの様子から、コイツは止まらない!と直感。ブレーキを踏んで事なきを得ました(狭い住宅街なので制限20km/hを順守してましたし)が、このジジイ様はついに後続車(私)がいることに気づかず、少し先の角を曲がっていきました。

 

先が短いから急ぐのは理解できますが、周囲を巻き込まないでほしいです。

 

ケースその2:スーパーの駐車場にて

・右側(駐車場内は一方通行)の確認を一切せずに発進

 

こちらは60代半ばと思われるジジイ様とババア様のご夫婦でした。発進する際に一切こっちを見ていませんでした。俺様運転の極みです。私が「駐車場内徐行」を守っていたので止まれましたが、なぜか私が睨まれるという不思議(笑)

 

 

クルマは便利ですが、操る人によっては走る凶器と化します。

 

東名高速煽り運転云々もたいがいですが、シニアの周囲に対する注意力低下というのも、無視できない危険因子になります。

 

自分の身を守るには、当たり前ですが交通法規を守る、そして枯葉マークには近づかない、の2点に尽きると思います。

 

なお、今日発生したケース1の「携帯電話で通話しながら」なんていうのは、ジジイだろうがガキだろうが私のようなオジサンだろうが論外であることを加えておきますね。

 

それでは今日はこの辺で。

TMS 2017、ポルシェの過去・現在・未来

再び東京モーターショーのネタです。

 

今日はポルシェのブースをご紹介。

 

ポルシェブースのテーマは、スポーツカーの過去・現在・未来だそうです。

 

展示車両もそれにちなんで、過去の名車から最新モデルまで勢揃いでした。

 

まずは「ポルシェの過去」から。

 

フェリー・ポルシェ博士が「軽量・小型でエネルギー効率に優れたクルマがないから自分で造った」という、1948年のポルシェ356スピードスター。

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ポルシェの歴史はこの1台から始まりました。

 

ちょっと高い所に展示されていたので、内装が見えない。。。

 

思いっきり背伸びをしてカメラを高く掲げて撮ったところ、、、

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真っ赤なレザーがカッコイイ!!

 

クラシックカーのこういう配色っていいですよねぇ〜♪

 

続いて「ポルシェの現在」は、、、

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やっぱり新型カイエン。営業色が出まくりです(笑)

 

ちなみにカイエンはこれで3代目になったそうですが、エクステリアは2代目と大差ないように思うのですが。。。

 

まあね、フォルクスワーゲングループのプラットフォーム戦略として、ベースはベントレーのベンテイガあたりと共通のモジュールということで、2代目とは大きく違っているのでしょうが。

 

もうすこしフェイスリフトとかあってもよかったんじゃないかな、と。

 

そして「現在」の中では、公道を走れるGTカーとでも言うべきこんなクルマも。

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911 GT3(手前)と911 GT3 CUP(奥)です。

 

こんなスパルタンなクルマはあまり好みではないので、さらっと見ただけ(笑)

 

メインステージには「ポルシェの未来」を担うプラグインハイブリッドの2台が鎮座していました。

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ただねぇ、どっちもパナメーラですからねぇ。

 

パナメーラパナメーラ・スポーツツーリスモということで分けたのでしょうが、あんまり代わり映えがしないというかなんというか。。。

 

どちらかはカイエンのプラグインハイブリッドでよかったんじゃないかな。

 

もっと言えば、「ポルシェの未来」というのであれば、その未来像を形にしたコンセプトカーを持ってきてほしかった!

 

ジュネーブとフランクフルトでやり切っちゃったのでしょうか。ほかにもケイマンや911、マカンといった現行モデルが勢揃いしており、一見すると賑わっているのですが、新鮮味はあまりなかったというのが、ポルシェブースを訪れた私の率直な感想です。

 

こういったところに、海外メーカーのやる気のなさを感じてしまうんだよなぁ。

 

それでは今日はこの辺で。