予想通りのスタートダッシュ、レヴォーグ STIスポーツ
ある程度予想はしていましたが、やっぱりレヴォーグの最上級グレードである「STIスポーツ」が売れているようです。
発売から約1カ月で3000台超え。
富士重工としては十分すぎる数字ですね。しかもインプレッサのように数を稼ぐモデルでもないですし。
自動車メディアもこのニュースを取り上げています。
また、購入者の6割が40〜50代というのもある程度予想していました。
だって、1.6Lで約350万円、2.0Lで約400万円ですからね。スバルらしく上のグレードになればなるほどお得感が増すのはわかっていますが、この価格だと若者は手も足も出ないでしょう。
ただし、このグレードが40〜50代に受けているのには、これまでのSTIとは異なるコンセプトがあるからだと思います。
このブログでも6月にこんな記事を書いていました。
端的に言えば、STIの運動性能を備えながら、乗り心地をオミットしていないクルマ、ということ。
かつてインプレッサWRXなんかに乗っていた人が年齢を重ね、さすがにあのゴツゴツした乗り心地のクルマはしんどいなー、という需要を見事にすくいとった、と言えるかもしれません。
この運動性能と乗り心地を両立させるというのは、欧州のクルマが(世界中のメーカーもだとは思いますが)ずーっと追い求めているテーマです。
余談ですが、欧州では石畳の道路を日常的に快適に走れる足回りでありながら、バカンスではアウトバーンをぶっ飛ばすロングドライブでの快適性も備えなければなりません。あるメーカーの方の話によると、欧州ではメーカーだけでなくパーツサプライヤーまで同じ方向を向いて開発をしているから両立できるのだそうです。
余談終わり。
国内専用モデルのレヴォーグですが、好調で何よりです。スバルみたいなメーカーだとコケたら致命傷になりかねませんからね。
それでは今日はこの辺で。