フェラーリ vs ランボルギーニ、V12自然吸気エンジンの頂上決戦!
フェラーリとランボルギーニが、とんでもないクルマを発表しましたね。
お互いにV型12気筒自然吸気エンジンの最上位モデルということで、かなり気合が入っています。
まずはフェラーリ。
先月のジュネーブモーターショーでベールを脱いだ812superfastです。
画像:フェラーリ・ジャパン公式ウェブサイト(http://812superfast.ferrari.com/ja/media-gallery/)
このクルマ、エンジンの最高出力はなんと800cv!
ちなみに「cv」はイタリアやフランスの独特の単位ですが、日本人になじみのある「ps」にそのまま置き換えて差し支えありません。(コンマいくつのズレはあるようですけど)
最初にこの出力を見た時、「最大トルクと間違ってるのでは?」でした。
そのぐらいあり得ない出力です。
ただし、このパワーを発揮するのは8500rpm。近年の主流である「2000rpm未満の低回転域からでも最大トルクを発揮」という高級車のスタンダードはガン無視www
もうね、エンジンはブン回してナンボ、という世界です。
モデル名からもわかるように、812の「8」は800cvの頭文字、そして「12」はシリンダーの数です。フェラーリは過去のモデルからずーっとシリンダー数や排気量なんかをモデル名にしています。
フェラーリへの造詣が深い先輩ライター氏によると、「ひょっとすると、これが自然吸気12気筒の最後のモデルになる、なんてウワサがあるよ」とのこと。フェラーリとはいえ、昨今のEVやHVが組み合わされる可能性はゼロではない、という見方もあるんですって。
さてさて、ランボルギーニからは、先日日本でも発表されたアヴェンタドールS。
画像:ランボルギーニ メディアサイト(http://media.lamborghini.com/english/models/aventador/aventador-s)
こいつも凄い(笑)
6.5リッターV12自然吸気エンジンというのはフェラーリ812superfastと同じ。
最高出力は740psと812superfastより低いものの、0-100km/h加速は2.9秒で同じ。最高速度は812superfastの340km/hに対し、アヴェンタドールSは350km/h以上と、やや上回っています。
やはりフェラーリとランボルギーニの競い合いは、私のような部外者の中の部外者が見る分には本当に興味深いものです。
もうライバル心むき出しです。
ランボルギーニが初めてのSUVとなるウルスを発表しても、フェラーリは「我々がSUVを作ることはない」と言っています。でも、FFからGTC4Lussoへと続いた流れから、ひょっとするとひょっとするんじゃないか、なんて期待もしてしまいます。
この2メーカーからは目が離せない!
それでは今日はこの辺で。