ベントレー創業100周年に向けた記念の特別仕様車:ミュルザンヌW.O.エディションbyマリナーが…
英国の高級車メーカー、ベントレー モーターズの創業は1919年7月10日。
ということは、ベントレーは来年創業100周年を迎えます。
ちょうど1年前にあたる7月10日には、創業者W.O.ベントレーの名を付けた特別仕様車「ミュルザンヌ W.O.エディション by マリナー」が発表されました。
「by マリナー」とあるのは、ベントレーのビスポーク(カスタマイズ)部門を担うMullinerのことで、もともとはボディを製造するコーチビルダーでした。
そのマリナーが手がけた、世界限定100台の特別仕様車なのです。
後ろに写っているクラシックカーは「8リッター」です。
W.O.ベントレーが自ら設計した最後のモデルで、W.O.も所有していたクルマ。
この特別仕様車は、W.O.の8リッターのオマージュというわけです。
フロントフェイシアのウッドパネルには、W.O.のサインが入っています。
ウッドパネルの美しさはいかにもベントレーらしいですね!
この特別仕様車の最大のキモは、W.O.が所有していた8リッターから取り外されたクランクシャフトを100ピースに切り分け、リアシート間のアームレストに備えたカクテルキャビネットに組み込んでディスプレイしてある点です。
ちなみにこのクランクシャフトは寿命を迎えたために取り外されたそうですが、取り外しの作業を行ったエンジニアは、現代と変わらぬ製法でこのクランクシャフトが作られた痕跡を見つけて驚愕したのだとか。
1930年の時点でそれだけの技術力を持っていたわけですから、1920年代にル・マンで5回も優勝したのも当然といえば当然だったのかも。
こちらがアームレストのカクテルキャビネットです。
親の形見を入れたペンダントみたいな気がするのは私だけでしょうか?(笑)
この点だけでも究極のコレクターズアイテムとなりそうですね。
日本では何台売れるのでしょうか?
本物を見てみたいなぁ。
それでは今日はこの辺で。