2018年新車販売台数1位は日産ノート!その裏にはこんな事情があったのね…
自販連の統計で、2018年(1〜12月)の乗用車ブランド通称名別新車販売ランキングで、日産ノートが1位に輝いたそうです。
単純に考えれば、「ずいぶん売れたんだね、よかったよかった!」となるのですが、どうやらこの裏にはいろいろあるようです。
この記事によると、車種がどんどん減っていて、日産内に乗り換えるクルマがなく、仕方なくノートを買うことになった結果、という背景があるとのこと。
100%そういう理由だけではないと思いますが、今の日産を見るとさもありなん、ですね。
しかも今日、日産と三菱の合弁で起こした企業が、カルロス・ゴーン氏の報酬のためだけに作られたということが明るみに出ました。
ゴーン氏個人の借金返済のために、数十億円もの日産の資金が使われていたというニュースもありました。
そのお金があれば、新モデルを開発できただろうに。。。
もはや永ちゃんの「技術の日産」や「やっちゃえ日産」は、タチの悪いジョークとしか受け取れなくなっています。
モーターショーなどで来場者に披露した日産が描くクルマ社会の未来像は、ただの空想に終わってしまうのでしょうか。
せめて、このエンブレムだけは生き残ってほしいなぁ。。。
それでは今日はこの辺で。
みなさんのクルマに積んであるのはスペアタイヤ?パンク修理キット?
今日、共同通信のニュースで「パンク修理キット、事前に確認を 使い方分からず、相談増加」というものがありました。
この記事によると、パンクした際にパンク修理キットの使い方がわからず、国民生活センターに寄せられる相談が増えているとのこと。
使い方は修理キットの外箱なんかに書いてあるケースも多いですし、取説にも使い方の記載はあるはず。使い方がわからなければ、ディーラーや整備工場にでも聞けばいいのに、と思います。
なぜ相談先が国民生活センターなのか理解に苦しみます(笑)
後になってから相談した、という意味なんですかね。
パンクした際には、応急用のスペアタイヤに交換するか、このパンク修理キットで穴を塞いで近くの整備工場やタイヤショップなどまで走行する、というのが一般的。
タイヤ交換ができない(ジャッキなどの工具を積んでいないetc.)ときにはJAFや保険のロードサービスにヘルプしてもらうことになります。
もちろん、共同通信の記事にあるように、パンク修理キットの使い方が分からない場合も、ロードサービスを頼るしかないでしょう。
そもそも、自分のクルマにどちらが積まれているか、わかっている人ってどれくらいいるでしょうか?
自分で対処できれば、ロードサービスを呼ばなくても切り抜けられるかもしれません。
保険によってはロードサービスを利用すると翌年の等級に影響するものもあるでしょうから、自分でできればランニングコストの削減にもつながります。
ちなみに現在主流のチューブレスタイヤは、パンクしたら修理不可のため、新品タイヤに変えなければなりません。痛い出費は避けられません。。。
クルマを購入してからボンネットを1度も開けたことがない、なんて人も多いと聞いたことがあります。
ぜひ、自分のクルマの基本的な操作は覚えておいたほうが、万が一のときに役に立つかもしれませんよ。
お時間のある方は、こちらの記事もご覧ください。
それでは今日はこの辺で。
2018年の訪日外国人旅行者数は3000万人超え。日本人出国者数も1800万人オーバー
日本政府観光局(JNTO)が本日発表した速報によると、2018年に日本を訪れた外国人旅行者は、前年比8.7%増の3119万1900人だったそうです。ということは、過去最高ですね。
また、日本人出国者数も6.0%増の1895万4000人で、こちらも過去最高を記録したそうです。
どちらも当面の目標はクリアした、といったところでしょうね。
訪日外国人については、巨額のプロモーションを持って海外で宣伝しているのですから、結果が出なければおかしいレベルになっています。
一方で、日本人の出国者数がここまで伸びてきたのは、どういった背景があるのでしょうかね?
一部の報道によると、田端浩観光庁長官が「航空座席数の増加と近隣諸国との政治的な安定」を出国者数増加の要因に挙げているようです。
ホントかなぁ?
旅行業界周辺でチョロチョロと取材してきた身からすると、あまりそういう雰囲気を感じなかったように思うのですが。。。
航空座席数の増加は、どちらかというと訪日外国人のためという意味合いが強いんですよね。
近隣諸国と政治的に安定していた、というのも、このレベルの安定ならこれまでもあったような気もします。
2019年は、訪日外国人が3500万人を超えるとか、日本人出国者数もゴールデンウィークに10連休があるから1900万人を超えるといった予測も出ています。
しかし、年が明けたとたんに、エアアジアXが成田から撤退するといったキナ臭い事件も発生しました。
訪日旅行および海外旅行に携わる事業者のみなさん(おそらく私もその端っこにいる)は、決して油断してはならないということは忘れずに、今年も真面目にやっていきましょうね(笑)
それでは今日はこの辺で。
新型スープラの発表!ある意味ではトヨタのお家芸
あちこちのメディアでニュースになっているとおり、今作はGR初のグローバルモデルだそうです。
豊田章男社長も、こちらの動画ではスープラに対する熱い想いを語っています。
さて、新型スープラはBMWのZ4と基本コンポーネントを共有するモデルとして知られています。
基本的な開発はBMWのエンジニアが行ったのだとか。
そのため、スープラとZ4は兄弟車なんて表現も見られます。
走りはBMWなんだろうか?
思えば、今や億の値がつくなんて言われているトヨタ2000GTは、ヤマハとの共同開発でしたし、86もスバルとの共同開発でした。
重要な位置づけのスポーツカーは、他社と共同開発するというトヨタのお家芸は新型スープラでも披露されたのですね(笑)
不思議ですよね。
圧倒的な資金力があって、優秀なエンジニアもいるはずなのに、なぜトヨタはスポーツカーとなると他と共同開発するのでしょう?(しかも「丸投げ」に近い関わり方と揶揄する声は後を絶ちませんし。。。)
70系とか80系までのグランドツアラーっぽさは影を潜め、トヨタ自身も「ピュアスポーツカー」みたいな言い方をしています。
せっかくの復活なんだし、開発もトヨタの「ピュア」でやってほしかったなぁ。
それでは今日はこの辺で。
懐かしのデスティネーションキャンペーン「房総発見伝」
普段はあまり見ない地上波の番組を見ていたら、サンドウィッチマンが出ていました。
内容は千葉県の館山周辺で食材を集め、1升分の炊き込みご飯を作って食べる、というものでした。
番組に登場したお店や施設のいくつかには見覚えがあったのです。
というのも、旅行業界誌の記者になりたての頃、JR東日本のデスティネーションキャンペーンの対象が千葉県に決定し、編集長から「現地の盛り上がりを取材せよ」との命を受け、現地取材を行ったからなのです。
デスティネーションキャンペーンの対象地域は「千葉県全域」とされていましたが、取材に応じてくれた千葉県の観光協会の方によると、「千葉県があまりにも広すぎるため、対外的に最もわかりやすい房総エリアを重点的に売り出す」ということで、キャンペーンテーマを「房総発見伝」としたそうです。
これは、安房・里見家の伏姫と八犬士が主人公の小説『南総里見八犬伝』にちなんだそうです。
そのネーミングセンスはさておき(笑)、このあたりは海の幸が取れるのはもちろん、レタスをはじめとする野菜、菜の花やポピー、キンギョソウといった花の生産も盛んです。
また、房総フラワーライン沿いには、白浜フラワーパークや館山ファミリーパークなど家族で訪れても楽しそうな施設もありますし、温泉のある旅館やホテルも点在しています。
夏は海水浴客で賑わうものの、それ以外のシーズンは閑古鳥が鳴くというのが長年の課題だったそうで、春先のデスティネーションキャンペーンには、房総エリアだけでなく千葉県としても並々ならぬ決意で取り組もうとする様子がよくわかりました。
ただ、この一帯は、道の駅を地域観光の情報発信拠点として活用する取り組みをかなり早い段階で行っていたエリアであり、地域が一体となって観光開発を進めているエリアという印象を受けました。
しかし、東京をはじめ他地域から電車でアクセスしようとすると、館山や鴨川に降り立った瞬間に途方に暮れるほど2次交通が脆弱でした。
そういう事情もあって、いまひとつ突き抜けきれないエリアなのだと、ある旅館の女将さんが取材に応えてくれました。
たしかに取材で訪れた時も、特急で館山に着き、バスの時刻表を見たら目的地方面へのバスは1時間以上も先でした。なのに、特急が到着する20分前くらいに1本出てしまっているという。。。
せめて特急の到着とバスを連動させてよ!と歯噛みしながら、駅前のマックで時間を潰したのを覚えています(笑)
今はどうなっているのでしょうかね。あんまり変わらないのかなぁ。
東京都や神奈川県という、日本でも屈指の可処分所得があるエリアを後背地に持っているのですから、やり方を間違えなければドーンと伸びると思います。(キャパオーバーになっちゃうと「オーバーツーリズム」になってしまうので注意が必要ですが)
南房総は、首都圏で最も早く春の花が咲き始めるエリア。
来月あたりドライブに行ってみようかな。
それでは今日はこの辺で。
雑誌でのタイヤの紹介は編集者泣かせ…
この週末は、千葉の幕張メッセでカスタムカーの祭典「オートサロン」が開催されましたね。
自動車関連のニュースでもオートサロン絡みのものがかなり多かったです。
出展者の中には、クルマに欠かせないパーツであるタイヤメーカーも名を連ねています。
ブリヂストン、ダンロップ、横浜、TOYOといった国産メーカーはもちろんですが、海外メーカーではグッドイヤーの名もありました。
タイヤメーカーというのは、毎年必ず新商品をリリースしています。
かつてドレスアップ車の雑誌編集をしていたとき、タイヤメーカーとのタイアップなどの記事を担当したことがあります。
ただ、タイヤはご存知のとおり真っ黒です。
はっきり言ってカラーページで使うのがもったいないんです(笑)
デモカーやアクセサリーを紹介する華やかなページの後に、地味なタイヤのタイアップ記事なんかが来てしまうと、どうしても見栄えがしません。
どの記事を雑誌の中のどこに入れるかを決める「台割(だいわり)」という設計図があるのですが、本来は台割の決定は出版サイドの専権事項である「編集権」に含まれます。
ところがタイアップ記事は広告の1形態ですから、広告主の意向を汲んで仕上げるという前提があるので、ある程度は忖度して特集の近くに入れるといったことをする場合があります。
タイアップでなければそのへんは自由ですから、私がいた編集プロダクションでは、タイアップでないタイヤ記事は「モノクロページ」で処理していました(笑)
モーターショーなどでタイヤメーカーのブースを見ますが、どうしても人はまばら。
タイヤって、唯一路面と接するクルマにおける最重要パーツの1つですから、もう少し脚光を浴びてもよいと思うのですが、雑誌を作る立場からするといかんせん扱いに困る商品であることも事実なのです。。
何か革新的な紹介方法があればよいのですが。。。
それでは今日はこの辺で。
恵方巻きの廃棄問題から思う、地産地消こそが本当の「美味しさ」
2月3日の節分はもう少し先ですが、近年全国的に見るようになった恵方巻きについて、あるニュースがありましたね。
農林水産省がスーパーやコンビニなどの業界団体に「食料資源の有効活用の観点から、需要に見合った販売を行ってほしい」との要望を事務連絡していた、というのです。
私はこれに全面的に賛成です。
むしろ、これをきっかけに商業的な「恵方巻き」ブームは終わってほしいとも思います。
そもそも「恵方巻き」という言葉は新しいものらしいですね。Wikipedia情報ではありますが、仕掛けたのはセブン-イレブンなのだとか。
期限はいまいちよくわかっていないらしいのです。
毎年大量廃棄がニュースになるため、ここ数年は風当たりが強くなっているようです。
土用の丑の日も同じですよね。廃棄するくらいなら、そんな風習なんてなくなってしまえとさえ思います。
恵方巻きについては、最も良いのは「2月3日に太巻き寿司を食べる風習がある」とされている大阪で食べることだと思います。
その地のゆかりの食べ物を、旬に現地で食べるというのが、本当の「美味しさ」を感じられると思うんですよね。
長野の食材は長野で食べるのが一番。
エッグタルトはマカオで食べるのが一番。
だからこそ「旅行」は楽しいのだと思います。
知る「きっかけ」として全国展開することは否定しませんが、日本人が本来持っていたはずの「無駄にしない」という精神まで蔑ろにしないでほしいですね。
地産地消という言葉の意味を、もう1度考え直したいものです。
それでは今日はこの辺で。