タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

キーウィ洗いの衝撃!:ニュージーランド人の食器洗い事情

海外旅行に求めるものは人それぞれだと思いますが、私は日本では体験できないその国・地域ならではの事情を見ることができれば、大満足の旅行になると思っています。

 

言葉を変えると、いかにカルチャーショックを受けるかということです。

 

留学や転勤、ワーキングホリデーなどで長期滞在する場合、旅行や出張といった短い時間では見ることができない現地の人の生活スタイルを見られます。

 

トータルで2年3カ月という時間をニュージーランドで過ごした私も、大きなことから小さなことまで、数々のカルチャーショックを受けました。

 

そのうちの1つが、食事を終えた後の食器洗いです。

 

シンクにお湯を貯めてそこに食器と洗剤をぶち込み、貯めたお湯の中でじゃぶじゃぶ洗うところまでは、日本でだってあるかもしれません。(使うお湯が少なくて済むように洗い桶を使う場合が多いと思いますけど)

 

我々の感覚では、洗ったら洗剤の泡を落とす「すすぎ」というのが存在するのですが、キーウィたちには「すすぎ」という過程がない!

 

お湯の中から出した洗剤だらけの皿やグラスを布巾で拭いて終わり。

 

えぇ…。

 

学生時代には個人経営の飲み屋さんでバイトをしていた私は、「しっかり洗ってきちんとすすげ」と叩き込まれており、すすぎが甘いと店長から「洗剤がついたままの食器で食べたいと思うか?自分に置き換えて考えなさい」と言われたものです。

 

だから余計にショックは大きかった。。。

 

語学学校時代の日本人のクラスメイトやフリーペーパーの編集部の先輩・同僚も、やはり初めてそれを見た時はショックだったそうです(笑)

 

実は私は、渡航後から約4カ月はホームステイをしており、その家庭には食器洗浄機があったので、食事後に食器を手洗いすることはありませんでした。

 

お父さんとお母さん、娘2人(いずれも20代)、息子1人(私と同い年)とその婚約者(日本人女性)という大家族なうえ、留学生が常時2人は一緒に生活していましたので、食器洗浄機は必須アイテムだったのです。

 

なので、友人宅に招かれて夕食をいただいた後に片付けを手伝った時に、初めてキーウィ洗い(後に私たちはそう呼んでいたw)を目の当たりにし、ああやって洗った食器で食べたのかとショックを受けたわけです。

 

国際結婚をするカップルって、こういう小さな日常の壁を乗り越えながら生活しているのでしょうから、本当に尊敬します!私には難しいかも(笑)

 

※ここまで書いてきた内容は、2001年〜2003年にかけての頃の話です。今では違ったライフスタイルかもしれませんので、その点はご容赦ください。

 

それでは今日はこの辺で。