ダナン近郊のマーブルマウンテン周辺の土産店で、冨安選手真っ青の徹底マークにあうwww
以前、ベトナムのダナンに取材に行った際に訪れた、マーブルマウンテンの様子について書いたことがあります。
この記事でも触れましたが、マーブルマウンテンの周辺は大理石の産地ということもあり、石細工のお店や石像を販売するお店が点在しています。
このときのプレスツアーでも、1軒のお店に連れて行かれました。
以前も触れましたが、結論から言うと日本人が好むようなものは皆無です(笑)
ただ、職人さんが石像を彫っている作業の様子を見ることはできました。
こっちは研磨の作業でしょうか。
ムフフな石像もたくさんありました(笑)
屋外はこういった大物石像が並んでいたのですが、小物類は奥に写っている黄色い建物で販売されています。
しかし、店内に足を踏み入れた瞬間から、写真右上に写っている赤いシャツを着たお姉さん方が我々を徹底マーク!
その様子は、まるで昨夜行われたサッカーのアジアカップ・イラン戦での冨安健洋選手も真っ青といったマンマークでしたから、写真を撮れるような雰囲気ではありませんでした。
実は、このお店に寄ったのはトイレ休憩を兼ねてのこと。
同行したダナン観光局の方(一応ベトナムは社会主義国なので、海外からの取材クルーには、国や市などの公的機関の方が必ず同行する、という話を聞いたことがあります)の意向もあって旅程に組み込まれたのだとは思いますが、ガイドさんはこっそり「日本人が欲しがるようなものはありませんよねwww別に買わなくてもいいですよwww」と話してくれました。
いろんな事情があるでしょうし、何よりも私はオトナなので嫌な顔は一切せず。
赤シャツのお姉さん方には、にっこりほほ笑んでからバスに乗り込みました(笑)
それでは今日はこの辺で。
もうすぐ卒業旅行シーズン、タビグルマ雑記帳的オススメは…
早いもので、もうすぐ1月も終わりますね。
2月に入ると、卒業旅行をはじめとする学生旅行のシーズンに突入です。
今では多くの旅行会社が学生向けのパッケージツアーを作っており、早期予約で割引などもあるようです。
また、LCCの普及やオンライン旅行会社(OTA)の台頭といった背景から、価格面では以前よりも格段に旅行に行きやすくなっていると思います。
学生時代にLCCがあったらなぁ、と思ったことは1度や2度ではありません(笑)
あの頃は安い航空券=エイチ・アイ・エスに行く、でしたからね。
さて、現在の学生旅行のトレンドはどんなもんなのでしょうか?
もう一昨年の話ですが、大手旅行会社の方に取材する機会があり、その会社の中ではグアムは学生旅行では絶対に軽視できないデスティネーションだと教えていただきました。
時代に合わせ、旅行各社で特典は異なるものの、特典の多くがSNS映えするものなのだそうです。(巨大なハンバーガーとか、巨大なアイスクリームとか)
写ルンです36枚撮りを2つだけバックパックに入れていき、帰国後に現像&プリントした写真を友人に見せながら、現地でのハプニング等を少しだけ話を大きくしてしゃべる、という私たちの時代とは隔世の感がありますな(笑)
全然危なくないのに「いまこうして日本でお前らと話せているのが不思議だ」とか言っちゃったりしてね(笑)
まあ、グアムは行きやすいし楽しい場所ですから、学生旅行で行くのもよいでしょう。
ただ、過去にも何度かこのブログで触れていますが、私が学生諸君にお勧めしたい旅行先は、世界の大都市です。
航空券の価格や物価を考えると、香港やシンガポール、バンコク、ホーチミンシティ、ジャカルタ、クアラルンプールあたりのアジアンシティが良いでしょう。
特に東南アジアの大都市というのは、東京や大阪とは全く違う独特のエネルギーを発しています。
それを若いうちに肌で体感し、同じアジア人でもこんなに違うのか、とカルチャーショックを受けるのは、視野を広げる意味でとても重要だと思います。
アジアンシティの中でも、台北、ソウル、北京や上海あたりでももちろんエネルギーはスゴイと思いますが、このへんは社会人になってからでも嫌と言うほど仕事で訪れる可能性が高いです。(東南アジアだって仕事で訪れる可能性は大ですが…)
もちろん、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、ローマ、フランクフルト、マドリードといった、欧米諸国の大都市もお勧め。
北米の4大スポーツに関心がある人や、欧州のサッカーが大好きな人は、試合観戦に絡めて旅程を組むと、充実した旅になるでしょう。
訪日外国人旅行者を増やし、日本経済(特に地方)を再活性させるのであれば、日本人ももっと外の世界を見たほうがよいのは間違いありません。
ぜひ、若い方々にはどんどん外の世界を見てもらいたいと思います。
一部似たような内容が含まれますが、お時間のある方はこちらもどうぞ。
それでは今日はこの辺で。
オールドプーケットタウンで現代版オリエンテーリング(or ウォークラリー)!
昨年の夏に取材で訪れたタイ。
旅行業界では、国際会議やコンベンション、報奨旅行、各種イベントなどに伴う旅行のことを、Meeting、Incentive、Convntion、Exhibitionの頭文字をとって「MICE」とカテゴライズしており、「マイス」と読みます。(ネズミの複数形ではありませんw)
このときの取材は、MICEを誘致するタイの機関が主催した研修旅行でした。
さまざまなプログラムを体験させていただいたのですが、その中でもチームビルディングプログラムの1つとして、オールドプーケットタウンでオリエンテーリングのようなものに参加したのです。
オリエンテーリングは競技性が強いうえ、基本的には山の中で行うものですから、この場合の表現は正しくないのかもしれません。
ウォークラリーの方がしっくりくるかもしれませんね。
オールドプーケットの街中に設けられたチェックポイントを巡りながら、町並みを楽しんでもらおうというのが主催側の意図なのです。
一昔前であれば、地図を渡されてチェックポイントまでのルートを決めるというアナログなことをしていたはず。
しかし、そこはさすが現代です。
スタート地点で渡されたのは、第1チェックポイントの緯度&経度データ。
それをGoogleマップに打ち込み、現在地から徒歩でのルート検索をしてチェックポイントに向かうというルールだったのです。
各チェックポイントでは、さまざまなミッションをこなしていくわけですが、そのミッションもQRコードで読み取って初めてわかります。
ちなみにこのときは、第1チェックポイントが郵便局で、そこで絵ハガキを購入し、日本の自宅に送るというものでした。ハガキの購入代金や郵送料は主催側が出してくれます(というか、プログラムの費用に含まれている)。
また、街中の歴史ある建物をバックに写真を撮り、それを主催者が作ったLINEグループでシェアする、なんてミッションもありました。
それに、チェックポイント間の移動時は、オールドプーケットの街並みを堪能できました。
この一帯は非常に外国人旅行者が多かったです。
こちらはインスタ映えスポットらしく、多くの観光客が自撮りしてました。
あの若いノリにはおぢさんはついていけませんでしたけど(笑)
ゴールはこちらのお寺。
決して話を聞いていないわけではなかったのですが、ゴール地点に着いて初めてゴールがお寺だったと知った私たちのチームでした(笑)
こういうゲームって、いい大人が本気でやると結構おもしろいんですよね。
企業などが行う場合には、一番早くゴールしたチームだけでなく、「最も面白い写真を撮ったチーム」とか「屋台で美味しいものを見つけたチーム」なんてカテゴリーを作り、ディナーのときに表彰するというのもアリだと思います。
初めて会った人たち同士でも、1つの目的に向かって進むので、すぐに打ち解けられますし、街並みを楽しむこともできます。
報奨旅行を海外でお考えの幹事さんやプランナーの方、海外の団体を誘致しようとしている日本の各地域の方々は、こんなゲームを取り入れたプログラムを提案してみてはいかがでしょうか?
意外とウケがいいですよ(笑)
それでは今日はこの辺で。
整備士に「おっ!」と思ってもらえるエンジンルームとは?
先日、レヴォーグを修理に出し、不具合が出ていた2箇所が無事に直って返ってきました。
エンジンルームを開けてみて気づいたのですが、新品に交換された部分はピカピカなのは当然なのですが、それ以外の部分についても、どうやら整備士さんがキレイに拭き掃除をしてくれたようですm(_ _)m
そういえば、昨年10月にある輸入車ディーラーの整備士さんたちに取材をしたとき、1人の若い整備士さんが「入庫時よりもキレイにしてお返しすることを心がけています!」と話してくれました。
なんて素晴らしい!
この方はまだ入社2年目とのことでしたが、保有資格は1級整備士。言葉の端々からも優秀さが伝わってくる素晴らしい方でした。
「エンジンルームを見ると、オーナー様がどれくらいクルマを大事にしてくださっているかがわかります」とも話してくれました。
ピカピカに磨かれたエンジンルームを見ると、整備士さんも「おっ!」となり、余分に気合が入るそうです。
おそらく彼が私のレヴォーグを見たら、クルマを大事にしていないオーナーという烙印を押されそうです(笑)
ウェザーストリップに庭木の葉っぱが挟まってるし(笑)
この写真は買ってから半年くらいのタイミングで撮ったものですが、エンジンカバーにはうっすらとホコリが。。。
我が家は屋外保管ですし、ボンネットにこんな穴ボコが開いているんですから、汚れて当然っちゃ当然。
余談ですが、レヴォーグのボンネットにぽっかり開いた巨大なエアインテークは、機能性というよりもマーケティング的に必要な要素です(笑)
ちなみに前述の整備士さんは、プレミアムブランドの輸入車ディーラーの方。
クルマ=道具な国産車と同列で語ってはいけませんね。
こんなエンジンルームだったら、私だって1日に3回は磨くと思いますよ!
そもそもフェラーリ 812 Superfastを屋外保管する人はいないでしょうけど(笑)
それでは今日はこの辺で。
白川郷のオーバーツーリズム施策が全国に広まりますように!
つい先日、観光客が殺到することによる観光公害について書きました。
うっかり見落としていたのですが、同日にこんなニュースがあったのですね。
毎年、雪に包まれた合掌造りの古民家をライトアップするイベントを実施していた白川郷観光協会ですが、あまりにも多くの観光客が押し寄せ、村へ通じる1本道が大渋滞したり、展望台へのチケット配布で混乱があったり、とにかく大変だったそうです。
渋滞はもちろんですが、ゴミの処理など住民のみなさんの生活を脅かす状態にもなっていたみたいですね。
これこそ典型的なオーバーツーリズムです。
そこで今年からは、ライトアップイベントは完全予約制となりました。
記事によると、予約制としたことによる大きな混乱はなく、イベント参加者からも好評だったそうです。
そもそも日本の原風景のような雰囲気には、欧米みたいな大勢が集まってワイワイやるパーリナイッな雰囲気は向いてません。
白川郷によっては、これでよかったのだと思います。
訪れた土地で迷惑行為をはたらく輩というのは、少なからず「俺たちは金を落としにきてやった客だ!文句を言うな!」という神経の持ち主だと思うんですよね。(その割にお茶の1杯も買わないケチんぼだったりするwww)
こういう人たちは、日本人であろうと外国人であろうと、残念ながら一定数はいるものです。
完全予約制によって、こういう人たちの一部をふるいにかけられたのではないでしょうか。
そういえば、私が2001年〜2003年に過ごしたニュージーランドには、世界の散歩道と称される「ミルフォードトラック」という美しいトレッキングルートがあります。
ここは年間に歩ける人数の上限が決まっていて、自然へのダメージを最小限に抑えているのです。
私がいたときには当然のように機能していましたから、当時からオーバーツーリズムに対する意識が高かったことがわかります。
ニュージーランドは、いわばオーバーツーリズム対策の先進国と言えるでしょう。
白川郷が今回とった施策は、オーバーツーリズムに悩む全国の観光地にとって、非常に勇気づけられるモデルケースとなったのではないでしょうか。
ぜひ、積極的に取り入れてもらいたいものです。
それでは今日はこの辺で。
スバルの群馬製作所の操業停止は検査体制がきちんと機能したから!?
いやはや、完成検査問題にバルブスプリングのリコールなど、ネガティブ方面で話題を提供し続けているスバル。
新たに群馬製作所が1月16日から操業停止状態にあるという衝撃のニュースが出ていました。
原因はパワステの部品に不具合が見つかったから、とのこと。
対象車種は、、、
XV
売れ筋3点セットというのが痛いですよね。
スバルの工場は、全てのラインで複数車種を組み立てる方式を採用しているため、このパワステとは無関係のレガシィ、レヴォーグ、WRX、BRZ(トヨタ86含む)の生産も停止しているそうです。
要するに、日本の生産拠点での製造が完全にストップしているということになります。
早ければ1月28日(月)には製造を再開できる見通しのようですが、10日以上も生産ラインがストップするというのは、異例中の異例。
見方を変えれば、一連の完成検査問題によって改めた検査体制が、今回はきちんと機能した、ということになるのでしょう。
もし、これが見逃されていたら、顧客のもとに届けてから問題が明るみに出て、また大規模なリコールになっていたでしょうから。。。
とはいえ、今回の操業停止により、納車の遅れは不可避。
そっちでのイメージダウンが懸念されます。
メーカーとしては、リコールを出すよりも、今回の対応でよかったと思いますが。
それでは今日はこの辺で。
旅行者が急増すると必ず起きる弊害、「観光公害」を考えてみる
政府は、2020年までに外国人旅行者を4000万人に、2030年までに6000万人まで増やすという目標を掲げています。
この数字は、本来は「日本人の消費人口の減少分を、これくらいの外国人旅行者に来てもらえれば補える」という試算に基づくものでした。
しかしここ数年、数だけが独り歩きしてしまっているように思います。
外国人旅行者1人あたりの日本での消費額は減少しており、このままでは4000万人を達成しても、経済効果の目標には達しない、なんてことも起こりかねません。
そうなってしまうと、「観光公害」というセンセーショナルな言葉に代表されるように、外国人旅行者の増加に伴う弊害の方がクローズアップされてしまいます。
この1〜2年の間に、こういった弊害を伝える報道も増えたように思います。
先日もこんなのがありました。
まあ、今をときめく『SPA!』の記事(笑)ですから、内容を鵜呑みにせずそれなりに割り引いて読まなければなりませんが、全くの作り話とも言えません。
上の記事で登場する新宿ゴールデン街については、私も2016年にこんな風に書いています。
新宿ゴールデン街といえば、私のような真っ当な生き方をしている人間(笑)には縁がないようなディープな場所だったはず。
2016年秋にふとしたきっかけで訪れることになったわけですが、あまりの外国人の多さに「うへぇ…」となったのを覚えています。
SPA!の記事には、沖縄の竹富島のように外国人旅行者ではなく国内旅行者の急増と有名リゾートホテルの進出による弊害の例もあります。
また、マナーが悪い旅行者というのは、外国人だけでなく日本人にも一定数はいますから、「外国人旅行者が増えたから〜」と一概に言えない部分もあるでしょう。
それに、1980年代に日本人の海外旅行が急増した頃は、世界中で日本人が同じように煙たがられていたのかもしれません。
なので、このSPA!の記事をもって「ほらみろ!」などと言う気はありません。
いずれにしても、SNSの普及により、話題になればそこに殺到するという熱しやすさ(&冷めやすさ)は、日本人だけの国民性ではなくなったのは確かだと思います。
経済効果が出ればまだしも、そうでない結果に終わった場合、失うものの方が多いように思えてなりません。
「増えた!増えた!」と歓喜するだけでなく、その裏で迷惑を被っている人がいないか、自然環境に影響が出ていないか、「オーバーツーリズム」の観点からも、しっかり目を向けておいた方がよいのかもしれません。
それでは今日はこの辺で。